久保憲司のロック・エンサイクロペディア

The 1975『仮定形に関する注釈』 ・・・今一番頭のおかしいバンドと言えば The 1975。見事に80年代のイギリスと今のアメリカの感じをブレンドしてます

 

今一番頭のおかしいバンドと言えば The 1975。バンドやっても儲からなくなった今、バンドやる奴って変わりもんばっかりなんでしょうけどね。

ここで何回も書いてますが、バンドっていいですよね。四人が集まって何かを作っていく感じ、絵になります。でもテーム・インパラもそうなんですが、今はそんな感じじゃなく、一人が突っ走るという感じになっていて、ちょっと残念です。金銭的にも四人の人間を食わせられなくなっているのかもしれません。

『The 1975』

The 1975も頭のおかしいのはリーダーのマシュー・ヒーリーだけなのかもしれませんが、そんなマシューに今の腐女子(もう死語かな)は夢中なわけです。しかもアメリカでも受けているのがびっくりです。昔はマシューみたいな典型的イギリス英語で喋る奴は「オカマか」「何ハスに構えているの」と嫌われていたんですが。

そんな中でもマシューは今ままで一番なよっとしている感じです。デヴィッド・ボウイもマーク・ボランもナヨとしているようで、実は街のチンピラみたいな人たちなので、本当はナヨとしていません。マシューはレディオヘッドのトム・ヨーク、コールドプレイのクリス・マーティンと似た感じなんですけど、彼ら以上になよっとしてます。一番近い感じは新作007でジェームス・ボンドを支えるQを演じるベン・ウィショーですね。彼がバンドやっているような感じです。日本の英国男子好きのドンズバです。

マシューはゲイじゃないと思うんですけど、なぜか男がいいわアピールをしまくってます。デンマークのテレビにインタビューされた時はその男がイケメンだったから、「君、いい顔してるな、なぜ結婚なんかしているの」と意味不明な質問をしまくり、最後はインタビューアーの男が興奮してマシューの顔を両手で押さえてブチューとキスする展開、ユー・チューヴで見れるんですけど、「何なんこれ」と叫んでしまいました。

マシューはドラッグやってたんですかね。ドラッグやるとジェンダーがボヤけます。ミック・ジャガーとデヴィッド・ボウイみたいな感じ、ある日デヴィッド・ボウイの奥さんアンジーが家に帰ると二人ベッドにいたそうで、何なんですかね。ブラザーラブと言うんですかね。デヴィッド・バーンとブライアン・イーノも一時そんな感じだったみたいで、他のメンバーが「何なんあれ」と思ってたそうです。他のバンドのメンバーとしてはプロデューサー印税のパーセンテージが高くなる、自分らの取り分が少なくなると思ってただけかもしれませんけどね。

The1975の四人は仲が良さそうでとっても見てて楽しいですけどね。四人ともみんなイケてる感じで。

マシューの特徴としてはセクシャリティ、ドラッグをすごく押しているんですが、なんかその感じはザ・リバティーンズのピート・ドハーティーに似ています。ピートの感じはオアシス兄弟みたいな感じをやれば話題になるんじゃないか、というのがどんどんエキサイトして収集がつかない感じになってしまいました。最後はピーターをコントロール出来るのはオアシスをコントロールしていたアラン・マッギーしかないだろうということになったんですけど、さすがのアランもお手上げ状態になってしまったわけです。

 

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