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残念。U-17日本代表、素晴らしき少年たち。

4月1日、エディオンスタジアム広島でパフォーマンスを行った愛娘であるタレント・森山あすかさんの姿を見て、破顔一笑の森山佳郎監督。左は中島浩司氏。

 

PK戦になった時、イヤな気持ちになった。森山佳郎監督が率いるチームはPK戦勝利を勝ち得たという「肌感覚」に乏しかったからだ。いい経験はできた。収穫も課題もあった。ただ、負けは負け。真摯に受け止めて、次に向かおう。彼らのサッカー人生は終わったわけではない。

この試合も「勝負師」森山佳郎は仕掛けた。

日本代表といえば、自分たちでボールを握り、主導権を握って闘う展開が魅力である。だが、指揮官は試合前日、こんな言葉で試合を展望していた。

「(U−17イングランド代表とU−17日本代表を比べると)市場価値で言ったら200億円対10億円。だが、『1+1』みたいな足し算ではないのがサッカーの面白いところ」

イングランドU-17は、大会屈指の強さを誇る。プレミアリーグ出場経験を持つ選手もいるなど個の強さは高く、グループステージでも3戦全勝。3試合で11-0という圧倒的な攻撃力を誇っていた。特にグアルディオラ監督から絶賛されているというマンチェスター・シティのフィル・フォデンの決定的なパスと左サイドのカラム・ハドソンオドイ(チェルシー)のドリブルは圧巻。強烈な破壊力を見せ付けてきた。

そういう「強者」に対し、森山監督は勝利のためのゲームプランを用意した。

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