【2018紫熊の勇士】フェリペ・シウバ/結果を出せ
フェリペ・シウバの話を城福浩監督に振った時、表情には厳しさが増した。
「シウバはここまで、(得点を)決めるべき時に決められてないんですよね。そのチャンスがなかったわけじゃないし、1回とか2回とか、そういう数字でもない。それこそ、長い距離を走った後の最後の技術だったり、得点だけではなくて決定的なパスを供給するということも含め、最後の局面での技術は、今のままでは満足できない。もちろん彼には守備を要求しますし、このチームは守備ができなきゃ試合には出られない。ただ、個人の持ってる特徴を考えたら、これまでの得点機での絡み方には全く満足してないし、彼もそうだと思う。そこは強く要求をしていきたい。やっぱり彼は違うよねっていう感じに思わせないといけない」
指揮官が選手個人に対して、これほど厳しい言葉をもって指摘することはない。だがそれは、決してネガティブではない。評価していない選手、期待していない選手に対してきつい言葉は吐かないものである。適当にお茶を濁して時をしのぐ。指摘・叱責は期待の表れ。それはサッカーでも一般の企業でも同じことだ。
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