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【紫熊戦士】次は大迫敬介、君の番だ。

天皇杯前日、メンバーから外れた大迫敬介の表情は、最近見なかったほどの厳しさに満ちていた。澤村GKコーチのキックに対して噛みつくような表情でキャッチにつぐキャッチ。紅白戦の外側で見る表情も、食い入るような瞳。日本代表だという驕りなど、そこには全くない。

「日本代表は楽しかった。南米選手権だけでなく、キリンチャレンジカップもそう。この1ヶ月は充実していましたし、毎日がすごく楽しかった」

そういう大迫に、気になったことを聞いてみた。

「4失点すべてがGKの責任ではないし、特に4失点目の飛び出しはチャレンジした結果だから、気にならないんですよ。でも1失点目のセットプレー。飛び出しかけて、やめましたよね。あのシーンは?」

大迫の瞳が大きくなった。

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