【2020SIGMAの戦士】廣永遼太郎/自分にしかできないプレーがある
そのパスコースは、本当に狭かった。
GK廣永遼太郎の前には2人の相手。1点差を追いつこうと、前からボールを奪いに来ていた。広島のビルドアップに翻弄されはしていたが、それでも果敢に前に詰めようとしていた。
彼らは何度も、廣永にかわされ続けた。足下の技術に自信を持っている21番は、プレッシャーに来られることを楽しむかのようにボールをさばき、動き直してボールを受ける。目の前にこられても明確な切り返しで外し、パスコースをつくった。だからこそ、この時のFCソウルは廣永から奪うのではなく、彼のパスコースを限定させることでセカンドボールを支配しようとしていた。中央のコースをしっかりと消し、サイドに誘導しようと画策していた。
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