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【DAILY SIGMACLUB】編集者の日常/キーボード

どうしてもアップル純正のキーボードが、性に合わない。

確かに薄くて軽くて、持ち歩きには悪くはないが、記者のようにキーボードに指を叩きつけるようにして使ってきた人間にとっては、キーストロークが浅すぎて指がすぐに痛くなる。SIGMACLUB1ヶ月で3万〜4万字、日々の仕事を考えるば月産8万字に及ぶ原稿を書くことを考えれば、入力デバイス、特にキーボードについてはこだわりを持つべきだ。ただ、Mac用でしかもカナ入力に適したキーボードの存在になかなか出会えなかった。

特に最近は、キーストロークが浅くてもいいという人が多いのか、いわゆめ打鍵感が確かでキーストロークが深いタイプのものが少ない。「マツコが知らない世界」で紹介されたHHKBのキーボードもよさそうだった、カナ入力派にとってキートップに日本語の文字がないのはお洒落かもしれないが実戦向けではないと感じた。しかも3万5200円。さすがに高い。でも、キーボード問題を放置してしまうと、原稿を書くモチベーションが著しく低くなる。

探した。そして見つけたのが「Matias Tactile Pro keyboard JP for Mac」だ。

価格は1万3790円。USB-Aでの接続で無線での使用はできないし、1250gと重い。MacBookProと接続するためにはアダプターが必要。不便といえば不便。しかし、最高だ。今や、このキーボードでないと原稿は書きたくないとすら思う。

iMacに繋いで使用しているので、USB-Aでの接続も問題はない。キー配列もMac専用なので違和感はなく、カナ入力もスムーズだ。そして何よりもキーストロークの深さが嬉しい。打って、跳ね返って、また打って。そういうリズムが何ともいえずに心地いいのだ。

僕のスタンスは、あくまでも編集者である。だけど、現実の仕事でいえば記者としての割合が大きい。これは自分自身としては複雑だ。記事を書くことはもちろんやり甲斐を感じているが、本来は雑多な企画をまとめて一つのメディアをつくる仕事がしたいと思っている。ただ、今は編集者としての仕事はSIGMACLUB本誌に全力を尽くすことにして、あとは記者の仕事をしっかりとやりきりたい。

そう考えると、どう考えてもキーボードが大切だ。

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