塩谷司の紅白戦出場に、佐々木翔は「ブランクなど関係ない人」
塩谷司、広島復帰初の「ポジション」は、見慣れた最終ラインではなく、ボランチだった。
といっても、彼にとって初めてのポジションではない。前所属のアル・アイン(UAE)でも、日本代表でも、彼はこのポジションでプレーしている。そして、広島に戻ってきた彼が最もプレーする可能性が高いのも、今季に限っていえばこの場所だろう。現在、素晴らしく機能している3バックをいじることは、現段階では考えにくい。一方、中盤はハイネルもよくやっているが、ここに破壊力と強さ、そして高さがあればと感じることはある。塩谷は、うってつけの人材だ。
今年5月以来、実戦から遠ざかっている塩谷が、紅白戦でいきなり100%の力を発揮できるはずもない。当然のことながら、「さぐりさぐり」のプレーとなった。だが、5ヶ月も実戦から離れていた男が、J1のトレーニングに参加して約1週間でフルコートの紅白戦に出場することそのものが、常識外れだ。
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