「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【マッチレポート】J2-14[A] レノファ山口FC戦『汚れつちまつた悲しみに』(18.5.13)

『ひとりじゃイヤとごねていたところ、ちょうどよく友だちが通りかかってくれました』2018.5.12

2018年5月12日(土)
J2第14節 レノファ山口FC vs 東京ヴェルディ
15:03キックオフ 維新みらいふスタジアム
[入場者数]4,893人 [天候]晴のち曇、弱風、気温24.3℃、湿度40%

山口 4‐3 東京V
前半:0‐2
後半:4‐1
[得点]
0‐1 李栄直(12分)
0‐2 ドウグラス・ヴィエイラ(32分)
1‐2 オナイウ阿道(71分)
2‐2 大﨑淳矢(82分)
3‐2 岸田和人(84分)
4‐2 オナイウ阿道(90+2分)
4‐3 奈良輪雄太(90+3分)

●東京Vスターティングメンバー
GK21 上福元直人
DF23 田村直也
DF3   井林章
DF4   畠中槙之輔
MF35 藤本寛也(69分 林昇吾)
MF8   内田達也
MF17 李栄直(85分 井上)
MF24 奈良輪雄太
FW22 カルロス・マルティネス(59分 梶川)
FW33 渡辺皓太
FW9   ドウグラス・ヴィエイラ
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF5平智広、15林昇吾。MF20井上潮音、38梶川諒太。FW11林陵平、29森俊介)

監督 ロティーナ

試合データなど(東京ヴェルディ オフィシャルサイト)

■山口の勢いに飲み込まれる

バックスタンドの向こうに木々の青さが美しく映える、維新みらいふスタジアム。これが、散歩を好んだという中原中也の愛した山口の自然か。早朝、羽田を発ち、時間だけはたっぷりあった僕は、試合前に近くの湯田温泉までちょいと足を延ばし、夭折の詩人、中原中也記念館を訪ねたのだった。

先制したのは東京ヴェルディ。徐々にレノファ山口FCへとペースが傾き始めていた12分、畠中槙之輔の左足のロングフィードが、右サイドの藤本寛也にピタリ。藤本は、ボックスに走り込む渡辺皓太にやわらかいパスを送り、中央への折り返しを李栄直がゴールに蹴り込んだ。

さらに32分、東京Vは追加点を挙げる。李栄直が敵陣深くまでプレスをかけ、相手の苦しまぎれのパスが渡辺の足元へ。渡辺は藤本にボールを預けて縦に抜けると、ふたりの間をすり抜けた藤本からのスルーパスが出る。渡辺の入れたクロスに、ドウグラス・ヴィエイラが頭で合わせた。

今季初スタメンの李に引っ張られるようにチームは前傾姿勢を取り、敢然と戦いを挑んだ。局面を打開する細かいつなぎ、チャレンジの縦パスは失敗も見られたが、それもよい傾向だ。唯一、最終ラインの手前でふらふら浮いているオナイウ阿道を捕まえ切れていなかったのが不安要素として目についた程度で、上々の出来と言っていい。

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