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「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【トピックス】検証ルポ『2018シーズン 緑の轍』第一章 打開(18.12.18)

シーズン前半、渡辺皓太は力強くチームを引っ張った。

シーズン前半、渡辺皓太は力強くチームを引っ張った。

第一章 打開

■2018シーズン、最も価値のあるゴール

ロティーナ体制2年目の今季、東京ヴェルディは開幕10戦で一度も負けなかった。4勝6分け、勝点18で4位と、まずまずの位置につけた。10試合で失点3。むろん、これも悪くない。ただし、うち5試合はスコアレスドロー。これをどう解釈していいものか、僕は考えあぐねた。土台を踏み固めている時期なのか、それとも単に攻撃の構築が遅れているだけなのか。

おおざっぱに言って、1年目で守備戦術がまんべんなく染み込み、2年目は攻撃力アップに向けて本格アプローチする。それが開幕前に監督や選手から聞かれたコメントの趣旨である。

ところが、だ。第7節の徳島ヴォルティス戦(4‐0○)、第10節の水戸ホーリーホック戦(3‐0○)の快勝劇、ルーキーの藤本寛也の活躍などがあったものの、シーズン序盤のサッカーは起伏の少ない展開に終始した。いかに勝点を積んでいくか、戦い方の合理性を認めつつ、率直に言って煮えきらないゲームの連続に退屈を覚えた。似たようなものばかりを見せられている気分になり、ゲシュタルト崩壊を起こしそうになったのもこの時期だ。

第11節の大宮アルディージャ戦(0‐2●)から始まる4連敗。東京Vは一気に12位まで順位を落とした。攻撃のバリエーションの乏しさ、ゾーン3での決め手不足といった攻撃面の不安が一気に顕在化し、同時に堅固な守備組織にも綻びが生じた。ロティーナ監督は「選手たちが自信を失っている。メンタルの不調はとても心配しています」と深刻な事態を吐露している。

そして、ふたつのドローを挟んで迎えた第18節のアルビレックス新潟戦、ここが今季最初の重要なターニングポイントである。

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