「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐8[H] アルビレックス新潟戦のポイント(20.7.29)

アルビレックス新潟とのボールの握り合いを制し、走力でも負けられない。

アルビレックス新潟とのボールの握り合いを制し、走力でも負けられない。

J2第8節、14位の東京ヴェルディ(勝点9/2勝3分2敗 得失点-1)は、5位のアルビレックス新潟(勝点12/3勝3分1敗 得失点+3)と、19時から味の素スタジアムで対戦する。過去、新潟には一度も負けたことがない。

■取って付けバルセロナを迎え撃つ

「何かの記事で読んだんですが、新潟は5年以内にバルサにするとか。ボールを大事にし、ゲームを支配するスタイルを目指すようですね」

と、永井秀樹監督。指揮官の用いる戦術、戦い方の価値観はさまざまで、安易に甲乙つけられるものではないが、近い方向性を持つチームが増えてくるのは歓迎といったところか。

新潟のアルベルト監督は、FCバルセロナの育成組織「ラ・マシア」での指導経験が豊富な人物と知られる。トップチームを率いるのは今回が初めてだそうだ。

現時点の新潟が海賊版バルサなら、東京Vは永井監督が採り入れるペップ・グアルディオラ監督流(バルサ時代、そして現在のマンチェスター・シティの話が出てくることが多い)と、吉武博文ヘッドコーチ直伝のハイブリッドである。サッカーの知的財産は寛容に扱われ、国境もない。

両者とも全体の枠組み、あるいは部分的な模倣から入り、オリジナリティを獲得する過程にある。

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