「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】J2‐15[H] 京都サンガF.C.戦のポイント(20.8.29)

大久保嘉人はいよいよ先発出場が見えてきた。

大久保嘉人はいよいよ先発出場が見えてきた。

J2第15節、8位の東京ヴェルディ(勝点20/5勝5分4敗 得失点+4)は、7位の京都サンガF.C.(勝点21/5勝6分3敗 得失点+3)と、18時から味の素スタジアムで対戦する。長所を伸ばすとともに課題をひとつずつ克服し、チームは成長する。昨年、こてんぱんにされた雪辱戦だ。

■プレー強度に起因する問題

京都サンガF.C.には、こっぴどくやられた思い出がある。

昨季、永井秀樹監督が指揮を執るようになってから4試合目。2019年8月4日のJ2第26節、アウェーの京都戦だ。ボールを握らせてもらえないうえ、京都の攻撃を防ぐ手立てがなく、前半立て続けに3失点。0‐4で惨敗した。率直に、容易には埋められない距離、はるか先をゆく強さを相手に感じた。

そののち、僕は京都の監督を退任した中田一三氏に、雑誌の取材で話を聞く機会に恵まれている。中田氏はチームの骨格のデザイン、全体のオーガナイザーの役割を担い、現場の直接的な指導はコーチに任せていたと語った。主軸となる戦い方は、コーチから昇格した實好礼忠監督に引き継がれ、大筋では変わらないと見ていいだろう。

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