【マッチレポート】J2-8[A] FC琉球戦『勝ち筋を自ら閉ざした』(21.4.18)
2021年4月17日(土)
J2第8節 FC琉球 vs 東京ヴェルディ
17:03キックオフ タピック県総ひやごんスタジアム
[入場者数]2,308人 [天候]晴、強風、気温23.8℃、湿度54%
琉球 2‐0 東京V
前半:0‐0
後半:2‐0
[得点]
1‐0 田中恵太(62分)
2‐0 富所悠(68分)PK
●東京Vスターティングメンバー
GK31 マテウス
DF2 若狭大志
DF17 加藤弘堅
DF5 平智広
DF16 福村貴幸
MF9 佐藤優平
MF22 馬場晴也(78分 石浦)
MF4 梶川諒太
FW11 山下諒也
FW27 佐藤凌我(85分 端戸)
FW19 小池純輝(60分 持井)(85分 松橋)
(ベンチメンバー:GK1柴崎貴広。DF15ンドカ・ボニフェイス、42安在和樹。MF14石浦大雅、18松橋優安、26持井響太。FW25端戸仁)
監督 永井秀樹
■痛恨だった佐藤優平の退場
「ゲンタッ!」
後半のピッチに出ていく前、梶川諒太の声が響いた。梶川はマテウスを捕まえ、そこに通訳の岩打弦大が駆けつける。短い時間、梶川は切迫した表情で何事か伝え、マテウスは頷き返した。
「人数が少ないのでボール回しにも関わりながらやってほしいと伝えました。後半は風下でしたから、無理な場面ではセーフティに前に蹴っても問題ない。ただ、後ろに枚数をかけると攻撃に参加できる人が少なくなってしまうので、前に人数を残すためにマテウスにはつなぎに絡んでほしいと」(梶川)
前半、東京ヴェルディは佐藤優平を一発退場で失い、数的不利となっていた。41分、佐藤優は富所悠と競り合いながら倒れ、伸ばした左足が相手の下腹部に入った。
あのプレーを戦う気持ち、勝利への執着と混同するのは間違いだ。メンタルの強さには理性的であること、衝動に走らないことも含まれる。
まだ、スコアは0‐0。チームメイトの犯したエラーを軽減するには、結果で埋め合わせするほかない。逆風下のなか、梶川は懸命に勝ち筋を探し出そうとしていた。
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