「スタンド・バイ・グリーン」海江田哲朗

【直前インフォメーション】天皇杯‐2 ブラウブリッツ秋田戦のポイント(22.6.1)

宮本優は2試合連続先発出場中。チャンスをつかみかけている。

ルーキーの宮本優は2試合連続先発出場中。チャンスをつかみかけている。

天皇杯2回戦、東京ヴェルディはブラウブリッツ秋田と19時から味の素スタジアムで対戦する(※18時と書いてましたが、19時の間違いでした。すまぬ)。
3日からAFC U-23アジアカップ ウズベキスタン2022が開催され、U-21日本代表に選出された山本理仁と馬場晴也、インドネシア代表のアルハンが参戦。新戦力の台頭に期待したいところだ。

■宮本優の果敢なディフェンス

前節の大宮アルディージャ戦(1‐1△)のワンシーン。24分、左サイドの奥抜侃志にボールが入り、宮本優がマッチアップする。相手はテクニックに秀で、緩急を巧みに使うドリブラーだ。

ふたりはともに1999年生まれ。宮本は清水エスパルスユースでプレーしており、大宮ユースの奥抜とは当時対戦した経験があったかもしれない。ユースの頃から将来を嘱望され、年代別代表にも選出されていた奥抜は言わば一級品である。一方、宮本は法政大を経由し、プロの舞台にたどり着いた。

さて、先発出場2試合目のルーキーはどう対処するか。迂闊に飛び込めないのはもちろん、右利きの奥抜に対し、ボールを運ばれてボックス付近でカットインされる形は避けたい。

宮本は果敢だった。相手が3タッチ目で前に出してきたところを見逃さない。ギュンと距離を詰めて突破を阻み、身体を入れた。

この試合、宮本の守備が最も光った場面だ。すぐあとの27分、東京ヴェルディは加藤弘堅の狙いすましたインターセプトから石浦大雅の先制点につなげている。簡単には下がらない前に出るディフェンスがその一助となったように見えた。

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