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宇都宮徹壱ウェブマガジン

DAZNオフィスツアーで何が語られたのか? 『Jリーグ・ゾーン』と『サンデー・Jプライム』が目指すもの<1/2>

 以前より予告していたとおり、今週と来週はDAZNを徹底特集する。『徹壱の日記』でも書いたが、4月14日に個人メディアとしては異例とも言えるDAZN取材を敢行することができた。その内容は来週にアップする予定だが、本稿はその「予習篇」という位置づけ。4月5日にメディア向けに行われたDAZNオフィスツアーの模様をお送りする。

 このオフィスツアー、実は前日の15時にお誘いを受けて現場に急行することとなった。当初は「来週のインタビューの参考になればいいかな」と思っていたが、結果としてDAZNの制作現場を知るだけでなく、彼らが何を目指しているのかを知り得る事ができたのは収穫であった。「これはWMで取り上げなければ」と思い、急きょコンテンツ化した次第である。

 当日、お話いただいたのは、DAZNコンテンツ制作本部長の水野重理氏、そしてPRマネージャーの中野朋子氏。ほかに、DAZNの制作現場で働くスタッフも登場している。またこの日は、広報スタッフをはじめJリーグの関係者も同席。Jリーグ理事の木下由美子が記者からの質疑応答に答えていたことも付記しておく。(取材日:2017年4月5日@東京)

■いざ、DAZNの制作現場へ!

中野 今日はみなさんにお集まりいただき、ありがとうございます。まずはDAZNの制作の現場をご案内します。先週末から開催しました『Jリーグ・ゾーン』という、3つの画面を用いてJリーグを楽しめるという新しい試みの制作の現場もご覧いただけます。その後、こちらに戻りまして水野から説明をさせていただいた後に、質疑応答とさせていただきたいと思います。

水野 このオフィスは去年の7月にオープンしまして、ここで日本でのDAZNのすべての制作を行っております。今からご案内しますが、サッカーの場合は中継現場でJリーグさんが制作した映像ここの施設経由して、どんどん配信されていくというオペレーションになります。それ以外にも、私どもは1カ月に400~500ぐらいのライブスポーツをやっております。それ以外にも海外のサッカー、たとえばブンデスリーガなどについては、こちらで実況解説を付けたり、あるいはもう少し高度なグラフィックスを付けたりということをやっております。それでは、今から設備をご案内します。

水野 ここがプロダクション・コントロール・ルーム、われわれは「PCR」と呼んでおりますが、放送局で言うところのマスターに近い感覚です。私たちの場合、メインのコントロールルームはロンドンにございます。そこから入っていた映像はすべてIP(インターネット・プロコトル)になります。

水野 従来の放送ですとSDI(シリアル・デジタル・インタフェース)という信号なんですけど、全部IPにして、ドイツ、ロンドン、日本の間を回しております。ここでは入ってきた映像を全部品質を管理し、またここで制作して出て行く映像もチェックしております。今、カラーバーがたくさん出ていますけれど、Jリーグの試合がある時はこちらに映像が出ていて、多い時は15~16試合を同時に品質のモニタリングをしています。

水野 PCRの裏側、皆さんの背中側同じ部屋が2つありますけど、これが「サブコン」と呼ばれる副調整室。ここでは中継映像に対して新たに制作を加える場所になっております。設備としては、一番右奥に「ドリームキャッチャー」呼んでいますけど、いわゆるリプレーのためのVTR再生機があります。なので、それを使って、たとえばブンデスリーガの前半のハイライトを試合中にどんどん作っていって、ハーフタイムにハイライト映像を流すということをやっています。

 その左側、パソコンでしか見えませんけど、グラフィックスを足す機械があり、その左側にはディレクターが座って、目の前のトークバックでロンドンだったりドイツだったりと直接話ができるようになっております。あと、スイッチャーや音声のレベル調節もできるようになっています。ただ、従来の放送局と違って(映像は)全部テープレスです。すべての映像はデジタルで、この館内のどこからでも引き出せるようになっております。ご覧のように(サブコンは)2つありますので、2つのライブ(中継に)同時に高度な制作を加えることができます。

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