宇都宮徹壱ウェブマガジン

米子での日々、F企画イベント、そしてなでしこ凱旋 4月16日(月)~22日(日)

4月16日(月)晴れ@鳥取~米子

 7時30分起床。今日も晴れていて嬉しい。朝食後、8時にホテルをチェックアウト。鳥取駅を8時24分に出るスーパーまつかぜに乗車して米子を目指す。バードスタジアムは鳥取市内にあるが、クラブは現在、チュブYAJINスタジアムがある米子市に軸足を置いている(ただし鳥取市にも事務所はある)。今日からの取材は、すべて米子市で行われるため、1時間ちょっとの列車移動と相成った。

 移動中、「2005年」の原稿を入稿して、9時30分に米子駅に到着。昨日と同じく、まずホテルにチェックインして荷物を預かってもらい、それからバスの時間までホテルのロビーで仕事をしてからYAJINスタジアムに向かう。移動中、toto予想の原稿を入稿。何とも綱渡りの状況が続いている。最寄りのバス停から目的地までの道のりは、実にのんびりとした田舎道。何やら心が洗われるような気分になる。

 まずはクラブ事務所で広報の方にご挨拶して、それからトップチームの練習が終わるのを待つ。トレーニングそのものは終わっていたが、昨日の敗戦を受けて青空ミーティングが行われていた。森岡隆三監督も、草むしりをしながら選手たちの意見に耳を傾けている。ピッチ上での考えや悩みをリサーチして、それから自分の意見を言うタイプの指揮官らしい。想定していた以上に待たされたが、森岡監督の基本スタンスは確認することができた。

 12時40分から、3人連続のインタビュー取材。森岡監督、吉野智強化部長、そして高島祐亮経営企画本部長にお話を伺った。それぞれに興味深かったのだが、予想外に面白かったのが高島本部長。もともとはITのスタートアップ系の仕事をしていた人で、JHC(Jリーグヒューマンキャピタル。現スポーツヒューマンキャピタル)で学んでからJリーグに転職し、そこから出向という形で鳥取にやって来た。いろいろと発想がぶっ飛んでいる人で、この人の手腕次第でクラブは大きく成長するように感じられた。

 16時に撤収。少し歩いてバスを待っていたのだが、時間になってもなかなか来なかったので、仕方なくタクシーを呼ぶ。待ち時間の間、近くのスーパーでたこ焼きを買って空腹を満たす(昼食を摂る時間がなかった)。ホテルに帰着後、WMの日記をまとめて、21時に外出。15分ほど歩いたところにある回転寿司屋で夕食を摂る。22時前にホテルに戻り、明日入稿のコラムに着手するも、今日はもう限界。明日は早起きをしようと心に誓い、23時就寝。

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