再現性の低いサッカーに未来はないのか?風間グランパスとポステコ・マリノスで分かれた明暗(J論)

宇都宮徹壱ウェブマガジン

業界の大先輩、佐山一郎さんとサッカー&出版界の未来について考えてみる<2/3>

 今週は業界の大先輩であり、このほどサッカー本大賞の審査委員長を退任された、作家で編集者の佐山一郎さんの動画インタビューをお届けしている。本日アップする2本目の動画(11分32秒)では、ご自身のサッカーライティングの仕事について振り返っていただいた。

 佐山さんが初めて、サッカーの記事を書いたのは『STUDIO VOICE』編集長時代。まだ日本に帰化する前のラモス瑠偉へのインタビューで、1980年代はじめの頃であったという。その後、Jリーグバブルの時代、日本代表が世界の舞台に駆け上がっていく時代、そして2002年のワールドカップ以降もサッカーに関する仕事はしばらく続いた。

 私自身、いちサッカーファンとして佐山さんの文章の大ファンで、サッカーマガジンでの連載を毎週楽しみにしていたものだ(当時の専門誌は単なる情報の羅列ではない、格調の高い「大人のコラム」を楽しむことができた)。そんな佐山さんが、はっきり「サッカーから身を引こう」と意識したのは2010年だったという。

 結局、サッカー本大賞の審査委員長の仕事もあり、その後も「書評家」としてのサッカーとの付き合いは続く。しかし昨年に上梓した『日本サッカー辛航紀 愛と憎しみの100年史』をもって、佐山さんは30余年にわたるサッカーライティングの仕事に、いったん終止符を打つこととなった。決断の背景には、何があったのだろうか。お話を伺ううちに、次々と意外な事実が明らかになってゆく。(収録日:2019年6月10日@東京)

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