大久保嘉人に見る、ベテランの味わい方(J論)

「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

下位直接対決第二弾。今できることを思い切りよく。そして勝つ試合を。【J2第20節愛媛FC戦プレビュー】(19.6.28)

前節はアウェイで鹿児島に敗れて痛恨の2連敗を喫した栃木。勝点は17のまま、順位は20位で、21位福岡とは勝点17で並び得失点差わずかに1差しかない。今節ホームに迎えるのは19位愛媛、勝点は19、前節同様、下位同士の直接対決第二弾である。栃木はここで7試合ぶり勝利を収め、浮上のきっかけを掴むことができるか。今節は栃木県グリーンスタジアムで18時キックオフ。

明日29日は雨予報。脚力を要するピッチではヘニキのパワーが活きてくる。そして勝ちへの執念を体現できる選手だ。

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▼今できる全力を出し切る意識で

さきほど掲載したスギさんのコラムのとおり、栃木SCは大ピンチではあるが、もうダメだ……となったときに土壇場でピンチを回避した、という経験は誰しもあると思う。

そんなときは覚悟が決まっていたはずだ。決死の覚悟。これだけ粘ってやれることはやったのだから結果はどう出たってしょうがねえ、やれることは限られているし今の自分にできるのはこれしかないんだ、と腹を決めたとき、何かが起こる。

腹を決めたとか、潔さとか、気持ちのブレなさとか、それらは対峙する人間には何らかの迫力となって伝わるのかもしれない。

今、栃木SCの選手たちがそうした心中にあるかどうかは、正直、わからないが、今できる全力を出し切り、後悔のない戦いをしてほしいとは思う。そこに迷いや後悔はいらない。準備してきたことを粛々と体現し、何としても勝ちを手に入れる。この点、西谷和希の言うとおりだ。

「攻守において思い切りの良さを出していかないといけない。負けられないからとリスクを回避するようならば引き分けが精いっぱい。でもこの状況を打破するには勝たないといけないし、次が見える戦いをしないといけない。それをサポーターも望んでいると思うから、自分たちからアクションを起こせるように」

 

前節、アウェイ鹿児島の下位直接対決で栃木は0対2で敗戦して、負けてはいけない戦いを落とした。順位は20位で勝点17だが、鹿児島や山口に勝点差を3差にされた。そして今節ホームに迎えるのは、19位の愛媛FC、勝点19、勝点差は2差だ。勝てば勝点と順位が逆転する。しかし、ここで再び負けるようだと、いよいよシャレにならない。

 

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