「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

【あなたの疑問に答えます】Vol2.藤原広太朗選手~キャプテンは無類の漫画愛好家~「週刊少年ジャンプ、マガジン、サンデー、ヤングマガジン、ヤングジャンプ……、ほぼ読みますね。(連載物なので)飛ばしたことはないっす(笑)」(19.7.23)

こんな笑顔のキャプテンをあなたは見たことがあるか?

読者参加型インタビュー【あなたの疑問に答えます】のVol.2は藤原広太朗選手です。今季加入してすぐにキャプテンを任された藤原広太朗選手は普段から取材の受け答えもかなりクール。確かにクールなところはあるのですが、深いところに手が届くと……。さっそく覗いてみましょう。(取材は6月某日)

 

――2部練の間はルーティンみたいなのは決まっているんですか?

 

藤原広太朗選手(以下、藤原) いや、(大﨑)淳矢といつも外に出て、また戻ってきてという感じですね。

 

――この辺りにある食堂に行く?

 

藤原 すぐ近くの、結構みんな昔から行っている、岡本駅のすぐ裏のところですね、定食屋なんですけれど、そこで食べています。

 

質問1 今季からキャプテンに就任しましたが、昔からキャプテンや学級委員をやるようなタイプだったんですか?

 

藤原 学校ではそんなに中心という感じではなかったんですけれど、サッカーでは小学校のときもキャプテンはやっていましたし、中2のとき、それと大学のときもそうですね。

 

――じゃあ自然とそうなる感じだったんですね。

 

藤原 一緒にやっていた指導者にはそういうまとめ役をやるようには言われていましたけれど、自分の中では進んでやる感じではなくて、そもそもの性格的にそういうことが多かったんじゃないかなと思っています。

 

――キャプテンのとして理想像はあるんですか?

 

藤原 あまり口で言うよりはプレーで、というのは意識していますね。ただ、栃木に来てコウジさん(廣瀬浩二)とかカンちゃん(菅和範)を見て、選手としても、それから人としても成長できるチームに来られたなとは感じていますけれどね。

 

――あの二人を見て?

 

藤原 はい。徳島のときもそういう人はいましたけれど、コウジさんとカンちゃんは際立っていますね。

 

――どう際立っているんですか?

 

藤原 やっぱり試合に出ている・出ていない関係なく、チームのためにやれる。長く同じクラブにいるというのはそういうことだと思うんです。クラブとしてもチームとしてもすごく大事な選手だろうなと感じています。

 

――レジェンドですからね。

 

藤原 そうですね。長いですからね。

 

――10年目と8年目。

 

藤原 徳島にはそれだけ長く在籍している選手がいなかったし、チームとしても大事にするし、栃木にはそういうカラーが出ているというのは感じていますよ。

 

――廣瀬さんは、ちょっとおしゃべりですけれどね()

 

藤原 そうですね()。でもサッカーになると目つきが変わるというか、切り替えがすごくハッキリしていてすごいなと思います。

 

――クラブハウスではうるさいくらい?

 

藤原 コウジさん、カンちゃん、それとリュウジ(伊藤竜司)とか、しゃべっている人はずっとしゃべっていますよ()

 

質問2 なぜキャプテンマークを使い分けているんですか?

 

藤原 見てますね()。最初は赤と青の2色渡されたので使っていたんですけれど、赤をつけているとあんまりよくないので、最近はずっと青にしています。

 

――戦績がよくなかった?

 

藤原 戦績とか流れとか。赤をつけていると流れが良いときも負けたり、失点をポロっとしたりしていたので最近はずっと青なんです。そういえば、(大宮戦で)退場したときも赤でした()。そのときは前半は青をつけていたんですが、汗をかいたものを後半もつけるのは嫌なので、赤に。

 

――ハーフタイムで交換するんですね。

 

藤原 結構交換していますね。シュン(人見俊輔副務)に「赤はあまりよくない」という話をしたら「やっぱりそうでしたか」と言ってくれて、今は青を2色もらっているんです。大宮のときは前半は青をつけて、もう1回後半も(汚れていない)青をつけようと思ったんですけれど、間違えて洗濯の方に入れてしまって、もう赤しかなかった。それをつけて出ていったら退場しちゃって。これダメだろって()

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