鹿児島との6ポイントマッチを制し、残留に望みを繋ぐ。大きな決断がチームの停滞感を打破した。【J2第33節鹿児島ユナイテッドFC戦レビュー】(19.9.23)
2019明治安田生命J2リーグ第33節
2019年9月22日19時キックオフ 栃木県グリーンスタジアム
入場者数 3,725人
天候 曇一時雨、無風
気温 23.0℃
湿度 82%
ピッチ 不良、乾燥
栃木SC 3-1 鹿児島ユナイテッドFC
(前半2-0、後半1-1)
得点者:5分 田代雅也(栃木)、14分 榊翔太(栃木)、51分 水本勝成(鹿児島)、72分 大﨑淳矢(栃木)
<スターティングメンバー>
GK 50 ユ ヒョン
DF 27 久富 良輔
DF 36 乾 大知
DF 30 田代 雅也
MF 37 浜下 瑛
MF 5 ヘニキ
MF 25 ユウリ
MF 45 瀬川 和樹
FW 16 榊 翔太
FW 21 大﨑 淳矢
FW 26 枝村 匠馬
控え
GK 23 川田 修平
DF 18 坂田 良太
MF 24 和田 達也
MF 6 古波津 辰希
MF 10 西谷 和希
MF 11 平岡 翼
FW 47 キム ヒョン
田坂和昭監督
▼ピッチ上にあった「俺もやってやる」
今節はスタメンが5人入れ替わった。
メンバー選考の経緯や理由については既報のとおりなので割愛するが、走る、闘う、というベクトルがあるのは当然として、明確に変わったのはこういうことだと思う。
「あいつがあれだけやっているんだから俺もやってやる――」
これまでのピッチにはこういう感情が乏しく、しかし、今節のピッチにはこれが明確にあった。闘う姿に感化された仲間が仲間を助けようとするプレーで次々に繋がっていく。
誰かの個の力に頼るのではなく、みんなで戦う。降格圏にあえぐチームに絶対にないといけないものがこれまでは乏しく、それが今節には明確にあった。
「今日はここまで悔しい思いをしているメンバーが試合に出ましたが、そういう選手たちの反骨心、ハングリー精神が出ていたし、うまく一つになれたと思います」(大﨑)
その思いがあるかないかで、これだけ見え方の異なるサッカーがお目見えする。結果、5戦連続無得点のチームが、4節東京ヴェルディ戦以来、今季二度目の3ゴールを成就させた。2点を先行しながら1点を返され、苦しみながら最後に突き放したという勝ち方も、いい勝ち方である。
5分に瀬川和樹のCKを田代雅也が頭でドンピシャで合わせて先制ゴールをマーク。
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