「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

不屈の男、坂田良太が引退。【ニュース】(19.12.20)

19年8月21日撮影

19年6月20日撮影

19年5月15日撮影

19年4月1日撮影

18年11月24日撮影

18年2月1日撮影

17年11月30日撮影

17年4月26日撮影

16年10月13日撮影

16年8月10日撮影

16年6月19日撮影(G大阪U-23戦で決勝ゴールを奪った試合直後の囲み取材にて)

 

 

20日、栃木SCは坂田良太の今季限りでの引退を発表した。以下、クラブオフィシャルより引用する。

■坂田 良太(さかた りょうた)選手プロフィール

【背番号】18

【ポジション】DF

【生年月日】1992年2月25日(27歳)

【出身】熊本県

【身長/体重】182cm/80kg

【経歴】熊本ユナイテッドSC U-12 → 熊本ユナイテッドSC → 大津高 → 鹿屋体育大 → 栃木SC

【コメント】

「栃木SCを愛するすべての皆様へ

6年間、栃木SCに在籍でき本当に幸せでした。

プロサッカー選手としてプレーさせていただき、感謝の気持ちでいっぱいです。2017年、大怪我をしたとき皆さんの支えのおかげでもう一度サッカーをする事ができました。

結果として試合に出てチームに貢献する事はできませんでしたが、栃木SCのエンブレムを背負ってプレーできたことは僕にとって財産であり、かけがえのない宝物となりました。

今シーズンの成績は大変申し訳ない思いですが、最終戦の残留が決まった後の県民の歌、あの光景が今でも忘れられません。

 

僕は今シーズンで選手を引退します。

たくさんの葛藤がありましたが、6年間チームの為に全力で闘ったことに対して後悔はありません。それを最終戦で改めて感じ、引退を決意しました。

僕は不器用でサッカーが下手くそです。だけど、毎日目標に向かって努力をし続けることで夢は叶い、素晴らしい経験と仲間ができることを知りました。

22年間、サッカーを通して僕に携わってくださった全ての方々に感謝しております。

改めて、サポーターの皆さん、ドクター、トレーナー、スポンサー、フロントスタッフ、選手、栃木SCを支えてくださった皆さん、幸せな6年間を本当にありがとうございました。またどこかで会える日を楽しみにしています。」

(以上、引用終わり)

▼大ケガを乗り越えてみせた坂田良太

14年に鹿屋体育大学から栃木SCに加入して6シーズン在籍。17年5月の北九州戦で負傷。靱帯を3か所断裂するというスポーツ選手として稀に見る大けがに見舞われながら、そして、再断裂という厳しい現実を突きつけられながら、今年7月の天皇杯2回戦モンテディオ山形戦でおよそ2年ぶりに公式戦の舞台に復帰した。それが現役最後の公式戦の舞台となった。

今季の最終節千葉戦。栃木SCの逆転残留が決まると坂田良太は大粒の涙をこぼしながら仲間と抱き合って喜んだ。フクアリに駆け付けたサポーターたちと勝利の県民歌を謳歌したあと、他の選手たちがロッカールームへと引き上げるなか一人その場に残り、サポーターに向かって深々と頭を下げてお辞儀する姿があった。シーズン終了後にこのときの真意を訪ねたときに、坂田が言葉を濁したので嫌な予感はあった。

(残り 1290文字/全文: 3319文字)

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