「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

瀬川和樹がSNSで”突破”できた理由。笑わせるモチベーションと、Jリーガーが三十代になることへの危機感。【インタビュー】(20.4.27)

中断期間に入り、瀬川和樹のTwitter投稿がすごい。女装やら似顔絵書きやら。聞けば、それらには深い思いがあるようだった。

 

▼知名度なんか関係ありません

――最近の瀬川選手のTwitterがすごいんですが。一人ファン感で女装とか。ファン・サポーターを楽しませようというのはわかりますが、思い切りましたね?

「はい、思い切りましたね(笑)」

――勇気が必要ですよね?

「以前は投稿を渋っていたんです。俺みたいな選手が投稿してもそんなに影響はないだろうと。でも、これじゃあだめだと。知名度なんかは関係なしに、自分には応援してくれる人たちがいるのだから、その人たちのためにやろう、という思いになってきたんです。特に栃木に来てからですね」

――Twitterを始めたのは昨年9月。つい最近のことですね。

「去年の9月からTwitterを始めて、今回のコロナでの中断がいい機会になりました。サッカー以外のことが何かできそうだなと思って、これまでファン感でやってきたことを一人でやっている感じです」

――そもそもTwitterを始めたきっかけは?

「最初はインスタしかやっていなくて、それだけでは拡散力が弱いので、Twitterのほうの更新の頻度をあげていきたいと思って始めたんです」

――えとみほさんからも聞いていると思いますが、インスタは内側の人たちに、Twitterは思わぬ揚げ足取りもあるけど拡散力もある。

「そう思います。今、サッカーができない中で何に価値があるかを考えたときに、手洗い動画もいいけど、それはみんながやっているので、それ以外に面白いことをしたいなと思って」

――これまでのファン感では女装したことがあるのですか?

「やりました。群馬のときも女性の格好で踊ったり、山口のときは完璧な女装をして写真を撮ったり。そして栃木では勝手に一人ファン感でやってみました。女装はサポーターが喜んでくれるので、間違いないと思っていました(笑)。まあ同業の選手たちは、あいつやべえと思っているだろうけど。まあでも俺はそこじゃなくて、ファン・サポーターや応援してくれる人たちを思ってやっているので、その辺は気にしていないです」

▼あれをやったらもう何も怖くない

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