「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

怒涛の5連戦の初陣。決め切るのは誰か。【J2第10節 レノファ山口戦プレビュー】(20.8.7)

前節、栃木はホームで新潟に0-0。内容面ではいいプレーが多数見えた試合だったが複数回あった決定機を決め切ることができずに勝点1どまり。3勝2分4敗で勝点11、順位は13位につける。今節対峙するレノファ山口は前節アウェイで甲府に1-1。2勝2分5敗、順位は20位につけるがチーム状態は上向きと言えるようだ。山口のポゼッションに対し、栃木が粘り強く守備で応戦してカウンターを狙う展開が予想される。第10節は8月8日、維新みらいふスタジアムで19時キックオフ。

 

▼怒涛の5連戦がスタート

さあ、5連戦。その初陣はアウェイに乗り込むレノファ山口戦だ。

梅雨が明けて気温が一気に上昇するなか、いかに栃木の走り勝つスタイルを貫けるか、ハイプレスに行くべきと構えるときの緩急を使い分けられるか、といったところがポイントになるだろうか。

直近の3連戦のように、若手も積極起用するなど選手を入れ替えながら何とかやりくりしていくことになりそうだが、先の連戦では若手の山本廉や井出敬大らもスタメン出場を経験しており、度重なる連戦のなかでどさくさに紛れて経験値を溜め込んでいきたいところ。

各ポジションに目をやれば、FWに明本が入ることで榊を休ませられたり、森が左右のサイドをフレキシブルにプレーできたり、ボランチに西谷優希が台頭したり、右サイドバックにコンバートされた大島康樹が及第のプレーを見せたり、と思ったら溝渕雄志がナニクソのプレーで良かったり、とにかく各ポジションのレギュラー争いが進行中だ。

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