「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

3度目の5連戦がスタート。栃木らしいアグレッシブかつ粘りの戦いで磐田越えを。【J2第20節 ジュビロ磐田戦プレビュー】(20.9.18)

前節、栃木はホームで松本山雅に1対1。これで7勝6分6敗で勝点27、順位は11位につける。今節対峙するジュビロ磐田は前節アウェイでV・ファーレン長崎に0-0。7勝8分4敗、順位は7位につける。2015年以来となる対戦だ。20節はヤマハスタジアムで19時キックオフ。

▼上位勢との5連戦でいかに加速していけるか

19節までの栃木の戦いぶりを端的に整理すれば、ハイプレス・ハイラインのアグレッシブな戦いをベースに攻撃回数は確保できるので、ここからは課題となる最後の精度アップ、そしてリスタートのCKやFKからゴールを掴み獲り、逆にリスタートから失点を減らすことができれば、中位から上位へとランクアップしていける、という結論になる。

今後は暑さも徐々に和らぎ、走り勝とうとする栃木にとってはプラス。

今季の折り返し地点に差し掛かる3度目の5連戦は、ジュビロ磐田、京都サンガ、町田ゼルビア、アビスパ福岡、V・ファーレン長崎といった上位勢との戦いになるが、向かっていける相手ばかりともいえる。なおさら、初戦を取って勢いを付けたいところである。

次節、20節の相手はジュビロ磐田だ。

磐田とは過去リーグ戦4回対戦して1勝3敗。初対戦は2014年。グリスタで0-2で完敗、8月のヤマハでは3-2で初勝利。大久保哲哉、西川優大、中美慶哉の3ゴールでシーソーゲームを制した。2015年の対戦は2敗。アウェイのヤマハで0-3、グリスタで0-2、いずれも完敗だった。

映像を見る限り強いのは間違いない。磐田の前節長崎戦は磐田がゲームを支配していた。田坂監督は磐田の印象をこう話している。

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