「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

得点増・失点増という「過渡期」をいかに乗り越えるか。【J2第21節京都サンガF.C.戦レビュー】(20.9.24)

2020明治安田生命J2リーグ第21節

2020年9月23日18時30分キックオフ サンガスタジアム

入場者数 1,797人

京都サンガF.C. 3-2 栃木SC

(前半1-1、後半2-1)
得点者:31分 明本考浩(栃木)、43分 ピーター・ウタカ(京都)、76分 福岡慎平(京都)、80分 ピーター・ウタカ(京都)、89分 柳育崇(栃木)

天候 曇り
気温 23.9
湿度 67%
ピッチ 全面良芝

<スターティングメンバー>

GK 1 川田 修平
DF 4 髙杉 亮太
DF 30 田代 雅也
DF 6 瀬川 和樹
MF 15 溝渕 雄志
MF 25 佐藤 祥
MF 14 西谷 優希
MF 17 山本 廉
FW 8 明本 考浩
FW 19 大島 康樹
FW 9 エスクデロ 競飛王
控え

GK 50 オビ パウエル オビンナ
DF 23 柳 育崇
DF 33 黒﨑 隼人
MF 13 禹 相皓
MF 5 岩間 雄大
FW 34 有馬 幸太郎
FW 29 矢野 貴章

57分 エスクデロ→矢野
57分 大島→有馬
79分 髙杉→柳
86分 佐藤→禹
86分 西谷→岩間

 

最寄りの亀岡駅から確かに徒歩3分。

サンガスタジアム。吹田スタジアムと同じ設計会社によるもの。木材を取り入れている点は京都らしさか。

 

▼ハイプレスでペースを握った前半

前半はハイプレスで圧力をかけ続けた栃木がほぼほぼペースを握っていた。

京都の布陣は31422トップ・2シャドー。これに対して栃木は以下のとおり、それぞれのマークを決めて前からハメながらプレッシャーをかけていった。

 

 

ポイントは「相手の2トップのウタカと野田にボールを入れさせないこと」(佐藤)。ボランチ勢は背後にいる2トップを気にしながら、もし2トップにボールが入ればCBと挟み込んで対応。と同時に、目の前のシャドーもマークするというタスク。

田代と髙杉のCB勢は相手2トップが背後のスペースを狙った動き出しに備えつつ、2トップに入ってくるボールには前向きにアタックするという構え。

とはいえ、相手も栃木のマンツーマン気味の特性を活かしながら陣形を動かしてくる。例えば、シャドーが栃木のサイドバックの背後に流れて栃木のボランチを釣り出し、空けたスペースにトップが落ちて起点を作ろうとするシーンが何度かあった。

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