「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

チーム一丸を貫き、上野佳昭元GMに勝利を。【J2第8節 ジェフユナイテッド千葉戦プレビュー&コラム】(21.4.16)

前節は相模原にスコアレスドローとなったが、混戦J2において順位は8位に浮上した。次戦の相手はジェフユナイテッド千葉。直近5試合は負けなしの相手だが、いずれも紙一重の勝負になっている。ロ―スコアゲームは必至。栃木の伝家の宝刀、ウノゼロは炸裂するか。千葉対栃木の第8節は17日14時からフクダ電子アリーナでキックオフを迎える。

 

▼目の前の戦いに集中を

栃木の生命線は「一体感」だ。それが構築できなければどの相手だろうと太刀打ちできない。何があろうと一つになってリーグ戦を戦い抜く。一戦必勝。目の前の戦いに集中したい。

13日、栃木SCに長きに渡って尽力された上野佳昭さんが他界された。チームは千葉戦、新潟戦と喪章をつけて臨む。

田坂監督は上野さんについて「19年の残留争いの一番苦しいときに支えてくれた方。腹の中をすべてぶつけたお父さんのような存在」と振り返る。訃報はショックだったというが「次節がジェフ戦というのも巡り合わせ。いい試合をして勝って、上野さんに良い報告がしたい」と必勝を誓った。(※上野さんはジェフ千葉の前身の古河電工OB)

千葉には直近5試合負けがないが、紙一重の試合ばかりだ。栃木も、千葉も、昨季から大きくスタイルは変わらず、互いに手の内もわかっている。昨季41節の対戦からすれば、千葉もある程度栃木の土俵に乗ってくるのではないか。球際、セカンドボール争いの肉弾戦で一歩も引かない戦いで試合が推移するかもしれない。

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