「栃木フットボールマガジン」鈴木康浩

目の色を変えろ。群馬を叩き潰せ。【J2第25節 ザスパクサツ群馬戦 プレビュー&コラム】(21.8.24)

今月14日に開催予定だった未消化分、中3日で迎えるザスパクサツ群馬戦だ。前節東京V戦の栃木はらしさを見せた。が、不完全だ。完成の域に高めた、闘志あふれる戦いが見たい。勝てば順位もごぼう抜きできる極めて大事な一戦。第25節栃木対ザスパクサツ群馬は栃木県グリーンスタジアムで25日18時にキックオフを迎える。

 

PICK UP あのときは1本目のCKが勝つ流れを作った

 

▼荒れ狂う栃木が見たい

前節東京ヴェルディ戦は2点差から追いついてドロー。あれから中3日。

ヴェルディ戦の途中から見えたアグレッシブさやタフさを、今度は90分間コンプリートすべき局面だ。

「こういう感じだったら自分たちの良さが出るんだな、ということを選手たちがプレーしていて分かったと思う」(矢野貴章)

チームとして掴めた感覚を、すぐに群馬にぶつけられるのはいいかもしれない。

前節初出場した溝渕雄志が「俺たちはもっと闘える」と指摘した。そのとおりだ。栃木はまだまだ闘える。まだまだ激しく行ける。群馬戦を前に取材に応じた田坂監督も「ここでどれだけ戦う気持ちを出せるか。死に物狂いでやらないといけない」と言及した。遅いくらいだが、指揮官がこういう物言いで強調したのは今季初めてだ。

10試合勝利から遠ざかり、暫定とはいえ、ついに降格圏に転落したチームの危機意識は上がっている。もう勝つしかない状況を前に、目の色を変えて、荒れ狂う栃木がそこにいなければいけない。

 

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