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コラム【福田正博】FUKUDA’S EYE−ここまでのオリヴェイラ監督体制を評価する

 2018年4月25日のJリーグ第10節・柏レイソル戦から指揮を執っているオズワルド・オリヴェイラ監督体制下のチーム成績は以下の通り。

Jリーグ第10節・柏戦(●0-1)、第11節・湘南ベルマーレ戦(●0-1)、第12節・川崎フロンターレ戦(○2-0)、第13節・鹿島アントラーズ戦(●0-1)、YBCルヴァンカップ・グループステージ第5節・名古屋グランパス戦(○2-0)、第14節・サガン鳥栖戦(△0-0)、ルヴァンカップ・グループステージ第6節・サンフレッチェ広島戦(○1-0)、第15節・ガンバ大阪戦(△0-0)

 今回の『FUKUDA’S EYE』では、公式戦8試合の成績と試合内容から見えてきたチームの変化、今後への課題を福田正博が提示します。

改善された守備、決定機が減った攻撃

  オズワルド・オリヴェイラ監督に代わってからの浦和レッズは、ルヴァンカップでは2戦2勝。リーグ戦では12分け3敗という結果だ。準備期間がない中で指揮を執り始めたわけだから致し方ない部分もある。ただ、正直なところ、もう少し勝ち点を伸ばしてくれるかなとも思っていた。

 リーグ戦では6戦して2得点3失点。オリヴェイラ監督がチームを率いるチームの数字としては妥当なものだと思う。ちなみにオリヴェイラ監督が率いた鹿島アントラーズでリーグ3連覇を達成した2009シーズンは得点51・失点30だった。リーグ戦は34試合だったから1試合1.5得点、そして1試合0.9失点だ。ちなみに監督が鹿島を率いた5年間で1シーズンの失点が試合数を超えたのは就任初年度の2007シーズンの36失点、そして最終年度の2011シーズンの40失点しかない(2008シーズン30失点、2010シーズン31失点)。つまり1-0で勝つ試合がオリヴェイラ監督のサッカースタイル。今の浦和はその傾向が色濃く出ている。

 2015シーズンの鹿島が失点を増加させて成績不振に陥りトニーニョ・セレーゾ監督が解任され、新たに石井正忠監督(現・大宮アルディージャ監督)が就任した直後、石井監督はかつてオリヴェイラ監督のチームでフィジカルコーチ職に就いていたときの経験を生かして当時の練習内容や指導法を参考にしたという話を聞いた。中でも石井監督が重要視したのは球際で厳しくプレーすることの徹底だったようで、その結果守備が安定し、1点を取って勝ち切る試合を重ねて翌シーズンのJリーグチャンピオンシップで浦和を破って優勝した。石井監督が参考にしたオリヴェイラ監督の指導方針は今の浦和でも踏襲されるはずだ。その証拠に、最近のリーグ戦ではディフェンスライン、中盤、サイドアタッカーと、多くのポジションで守備に定評のある選手を起用し、それが数字にも表れている。

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