【日々雑感】チームコンセプトの再認識を!

 

2018年(平成30年)9月6日3時8分ごろ、日本の北海道胆振地方を震源として発生した『北海道胆振東部地震」によって被害に遭われた皆さまに対し、謹んでお見舞いを申し上げます。

未だ被害状況の全容が確認されず、大規模な土砂崩れや停電なども報告され、予断を許さない状況が続いています。まずは安全確保にご留意していただくと共に、今は被災地の皆さまのご無事を心から祈念しております。

 

指揮官が目指した指針

 浦和レッズは8月1日の第19節で2位の川崎フロンターレに2-0で快勝してから、緩やかにチームコンディションを落としてきた。続く第20節のV・ファーレン長崎戦はホームでスコアレスドロー。そして第21節のサガン鳥栖戦は苦手なベストアメニティスタジアムでまたしても苦戦して0-1で敗戦。第22節のジュビロ磐田戦は今季リーグ戦最多タイの4ゴール奪取で大勝したが、第23節・清水エスパルス戦は乱打戦の末に3-3のドローに終わり、天皇杯4回戦の東京V戦(○1-0)を挟んだ第24節・名古屋グランパス戦では今季最多失点の1-4で敗れている。そして第25節・セレッソ大阪戦も1-2で落としたチームは連敗を喫し、ここで一旦国際Aマッチウィークによるリーグ中断期間に入った。

 オズワルド・オリヴェイラ監督はロシアワールドカップ開催によって設けられた6月から7月の約1か月の中断期間の中で、選手たちに厳しいフィジカルトレーニングを課した。これは監督が就任直後に所属選手たちの体力に問題があると認識したからだ。90分間走り切る体力と、常に冷静沈着に戦況を見極める精神力は対の関係にある。そのベース部分が欠落していると判断した指揮官は、異例ながらもシーズン中に負荷の高い体力強化メニューを組んだ。

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