前半の攻勢、後半劣勢。状況改善の手段とは…【島崎英純】2018Jリーグ第29節・ベガルタ仙台戦レビュー

厳しい気象条件

 13時10分開始のゲーム。台風25号の影響で気圧配置が変わり、太平洋側の地域の気温が上昇したことで厳しい気象条件の中でのプレーを強いられ、両チームの選手たちは滝のような汗を流しながら激しいバトルを繰り広げた。

 浦和レッズのシステムはリーグ戦3戦連続で3-3-2-2(3-5-2)。オズワルド・オリヴェイラ監督は選手起用を固定化することでチーム全体の熟成を図る手法を取り、『Winning team is never change』の法則に基づいて3バック、トリプルボランチ、両翼、2トップのユニット配置も崩さず、GK西川周作、DFマウリシオ・アントニオ、槙野智章、岩波拓也、MF柏木陽介、青木拓矢、長澤和輝、宇賀神友弥、橋岡大樹、FW興梠慎三、武藤雄樹をピッチへ送り込んだ。

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