2021天皇杯3回戦・SC相模原戦 リカルド・ロドリゲス監督「こういったカップ戦、天皇杯はすごく難しい」

©Takehiko Noguchi

リカルド・ロドリゲス監督

試合の入りは良かったと思います。自分たちの使いたいスペースをうまく見つけながらやれていたのかなと思います。ただ時間がたつにつれ、相手も守り方を変えて、少し重く守ってきた中で、我々は固い守備をなかなか割れないという展開が続きました。相手はその中で、カウンターであったり、セットプレーであったり、そういった形からの得点を狙いはじめていて、そういったのもあって、我々も固いディフェンス陣を崩してゴールを取ることができませんでした。最終的に時間はかかりましたけど、あれだけ固く守られたらそれも当然のことなのかなと思いますけれども、最終的にはゴールも取れましたし、何より一番大事だったこのSC相模原戦を突破して次のステージに進むという大きな目標は達成できたので、そこは良かったと思います。

Q カウンターに備える部分と、後ろに人数をかけて守る相手に対し、どれだけ人数をかけるかというバランスが少し難しかったと思うが?

まず今回の試合に関して言うと、我々はあらゆる策を考えながら、どうすれば相手を崩していけるかを考えていました。ただ我々の崩し方、ビルドアップのところに関して、相手が引いて守ってくるという形が増えてきて、後半は特に我々がリスクをかけた攻撃が続いたと思います。そこで、どうしてもカウンターを受けやすいような形になってしまいましたが、今回の試合で言うと本当にそういったところが簡単ではない試合だったと思います。

先ほど話した通り、これだけ固く守ってくる相手に対して、ということもあって、そこのリスクのバランスは常に探しながら。ただ相手のカウンターとかを止めているシーンもあったので、そういったバランスの取り方はうまくできていたのかなと思います。最終的には、我々は相手のボールを奪って、相手が背中にスペースを残している状態でのカウンターからの攻撃が有効になりました。今回のゴールもそういった形から生まれたと思います。

Q 相手が9番を交代で入れてきてから、カウンターの迫力がより増したと思うが、ビルドアップのときに金子選手と槙野選手の位置を少し入れ替えてみたりとか、そこのリスクマネジメントを工夫していた?

金子に関して、立ち位置のところで言うと、

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