【コラム】【島崎英純】チーム改革の中で、求められる新たなるリーダーの存在

©Jun Kataoka

身を切る改革の中で

 浦和レッズは来季に向けてチーム改革を進めている。現役引退を表明した阿部勇樹、契約満了となった槙野智章、宇賀神友弥、トーマス・デン、大城蛍、池髙暢希、福島春樹、そして浜野征哉GKコーチ、工藤輝央コーチの両名も今季限りでチームを離れることが発表されている。今後は新たな人材の登用を目指して精力的な補強アクションが施されるだろう。

 永続的なチーム成績の向上を図るには新陳代謝が必須なことは十分理解できる。プロスポーツの世界では成績が純然たる評価基準で、その目標に満たない場合はシビアな選択をしなければならない。近年の浦和は長くチームを支え、幾多のタイトルを獲得してきた貢献選手たちが高齢化し、チーム成績を維持しつつもその陣容を改めるタイミングを迎えていた。

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