浦レポ by 浦和フットボール通信

スルガ銀行チャンピオンシップ前日記者会見「忘れられないゲームになる」

(Report by 河合貴子)

単なるタイトルが掛かった試合ではない

日本のYBCルヴァンカップの王者と南米のコパ・スダメリカーナの王者が対決するスルガ銀行チャンピオンシップは、2008年から開催され今年で第10回を迎える。節目となる第10回目は、浦和対シャペコエンセの対戦となった。

南米王者として来日したシャペコエンセは、昨年の11月に決勝の舞台へ向かう途中の飛行機事故で多くの選手たちが犠牲になってしまった。その悲劇を乗り越えてクラブは、再建に向かっている。

試合前日に行われた公式記者会見でエウトロピオ監督は「日本に来れてとても光栄に思っている。災害の後にどう再建していくかを見せた国だ。チームも再建の時期にある。日本の事例をチームに反映したい。明日は、難しい、厳しい試合になる。長旅の疲れや時差の影響がある。浦和は、前監督がシステムを確立しているベースで闘っている。ポゼッションを大切にしている。我々と似ている。拮抗した良い試合になる。昨年、コパ・スダメリカーナ決勝を戦うことができなかったが、南米を代表する義務感がある。このチームは、若い。浦和は熟成されたチームだ。不利だが、力をもっとかき立てると思っている。国際タイトルを持ってブラジルに帰る」と意気込んだ。

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