アジア王者奪還!タイトルを手繰り寄せた守りの狙いとは 選手たちの喜びの声【河合貴子 試合のポイント/ACL決勝第2戦アル・ヒラル戦】
(取材・文)河合貴子
決勝の舞台に相応しい雰囲気で2度目のアジア制覇
埼玉スタジアムの夜空に高く突き上げた拳は、浦和の勝利を信じた証しであった。
スタジアム入り選手たちを鼓舞するように「赤き血のイレブン」の大合唱と共に、浦和を愛する人々の思いが込められた大旗が振られた。そして、スタジアムでは浦和が初めてアジア王者に輝いた時を刻むように、白星とエンブレム、ACL優勝トロフィーのコレオが出現し、決勝の舞台に相応しい雰囲気を作り出していた。
誰もが、浦和の勝利を願い、信じて共に闘った。
第1戦のアウェイの地でアル・ヒラルの猛攻をしのぎ最少失点で抑え、ラファエル・シルバ選手の貴重なアウェイゴールを手に1-1と引き分けた。第2戦のホームでは、0-0の引き分けなら浦和の優勝が決まる。
阿部勇樹選手は「勝った方が、優勝!」と勝敗に拘る姿勢をみせていた。
アジア王者を決める最後の1戦は、アル・ヒラルは怪我で第1戦を負傷交代を余儀なくされたエドゥアルド選手に代わりアルアビド選手をそのままスタメンで起用。浦和は、出場停止明けのマウリシオ選手をベンチスタートとし、第1戦と同じスタメンとなった。
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