ワールドカップ日本代表メンバー選考を目前とした遠藤航がボランチ出場で魅せたもの【ルヴァンカップ第6節広島戦】
(Report by 河合貴子)
ルヴァンカッププレーオフ進出が決定
YBCルヴァンカップ、引き分け以上でグループステージ突破が決まる浦和、勝利しか生き残る道がない広島。
週末に開催されるリーグ戦を考慮しながら、オリヴェイラ監督が選出したスターティングイレブンは、ここまでYBCルヴァンカップでゴールを死守してきたGKは福島春樹選手から西川周作選手に。連戦ではあるが槙野智章選手、遠藤航選手、長澤和輝選手を起用し、ベンチには興梠慎三選手や武藤雄樹選手、青木拓矢選手たちを置いた手堅いものであった。
一方の広島の城福監督は、破壊力を誇り、リーグ戦でも好調なパトリック選手をベンチ入りさせて、後半に勝負をかける狙いをもって挑んできた。
前半は、お互いに良い守備をみせてなかなかゴールに直結する動きが見られない中で、広島のショートカウンターから脅威にさらされるシーンもあった。浦和としたらフラストレーションが溜まるような展開となり、0-0で折り返し勝負は後半へ。
後半に勝負を目論んでいた城福監督は、後半の頭からパトリック選手を投入し先制点を狙ってきたのだ。パトリック選手の強烈なシュートに恐怖を感じながらも、浦和も勝負にこだわりアグレッシブにゴールを狙っていった。
そして、68分に阿部勇樹選手のシュートが相手のハンドを誘いPKを獲得。キッカーを志願した李忠成のPKは止められてしまいビッグチャンスを逃すことになってしまった。だが、李選手は「PKを外してしまい男が廃る!」とマルティノス選手の前プレスからセカンドディフェンスでボールを奪い一気にゴールへと向かって、見事に先制点を叩きだしたのだ。
浦和は、しっかりと虎の子の1点を守り切り、YBCルヴァンカップ・グループステージ1位通過を決めた。そして、6月2日にプレーオフ第1戦をアウェイで甲府と闘うことになった。
遠藤はボランチ起用での手応えも
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