浦レポ by 浦和フットボール通信

見事な開幕白星を飾ったレッズレディース 森栄次新監督が狙うサッカーとは【河合貴子 試合のポイント/なでしこリーグ第1節 AC長野パルセイロ戦】


(Report by 河合貴子)

開幕戦に勝利

強風が吹き荒れる中、なでしこリーグ開幕戦となるAC長野パルセイロ・レディースを浦和駒場スタジアムで迎えた。森栄次新監督の初陣だ。

森監督は、昨シーズンまでFW登録だった清家貴子選手を右サイドバックに、ボランチだった佐々木繭選手を左サイドバックにコンバートして挑んだ。

前半は、風下にエンドをとった浦和はDFラインを押し上げ両サイドバックを高い位置に置き攻守ともにアグレッシブにゲームの主導権を握り仕掛けていった。
一方、風上の長野も我慢する時間が続く中、前線からの激しいプレスをかけ浦和陣内でボールを奪いショートカウンターを狙うシーンもあったが、前半のシュートはわずかに1本のみであった。

浦和は、しっかりとポゼッションをしながらバイタルエリアまで持ち込むがゴールネットを揺らすことができず、じれる展開になってしまった。

待望の先制点が生まれたのは、40分。安藤梢選手から縦の浮き球をエリア内で水谷有希選手がチョコンとヒールで吉良知夏選手へと展開。吉良選手が放った強烈な右足のシュートは、GKの池ヶ谷選手のファインセーブに阻まれるが、そのこぼれ球を菅澤優衣香選手が冷静にゴールへと流し込み、前半を1-0で折り返した。

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