浦レポ by 浦和フットボール通信

興梠慎三と青木拓矢が辛勝の中で感じた手応えと課題とは【河合貴子 試合のポイント/J第8節神戸戦】


(Report by 河合貴子)

しのいで得た勝ち点3

浦和が神戸に1-0で完封勝利した。今シーズン、リーグ戦でのホーム初勝利であった。今の浦和の現状を考えれば、内容よりも結果が大切な試合だった。そのことは十分すぎるほど理解していたつもりだったが・・・。正直なところ、この勝利に酔いしれるほどうれしくはなかった。

神戸のタレント軍団の象徴ともいえるイニエスタ選手は、よほど浦和に縁がないのか怪我のために欠場。浦和は、約20分のVTRを作製してイニエスタ選手対策までしていたのだ。だが、もしもイニエスタ選手とビジャ選手が万全なコンディションで試合に出場していたら、やはり違った結果になっていただろうと思ってしまうほど、浦和は守備一辺倒ともいえる試合展開であった。神戸のポゼッション率は、なんと約70%だった。試合をとおして神戸が放ったシュートは12本、浦和が放ったシュートは5本だった。後半に至っては、浦和が放ったシュートは、49分の武藤雄樹選手の1本だけであった。

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