浦レポ by 浦和フットボール通信

二次キャンプ初日の試合、4バックの課題と大槻監督らしさが見えた部分とは【沖縄二次キャンプ・TM北九州戦】

(Report by 轡田哲朗)

「4-4-2をやったことがない選手はいない」

浦和レッズは沖縄県でトレーニングキャンプを実施している。第一次キャンプは金武町フットボールセンターで1月14日から2月2日まで、そして第二次キャンプは3日から9日まで東風平運動公園サッカー場で行われる。この東風平のピッチは、前日まで京都サンガが使用していたので芝の状態を少し心配していたが、それは全くの杞憂というものだった。良い環境の中で最終仕上げを行っていくことができそうだ。

※クラブから、どんな組み合わせで選手を並べているというような情報を、紅白戦やトレーニングマッチでは出さないでほしいという要請があったため、浦和が好成績を残してくれることが私たちとしても願いの1つですから、本日からの二次キャンプ情報ではそれを受け入れながらのレポートになることを理解していただければ幸いです。

第一次キャンプでは大きく分けてフィジカル的な強化を図りながら、まずは相手ボール時にどのような戦術をしていくかの確認があり、その次の段階として攻撃的な部分によりフォーカスしていくという流れで進んできている。どうしても浦和の今季は「4-4-2システム」という言葉が多用されることになるだろうし、それは注目度の高いポイントとして間違いない。とはいえ、選手たちの誰に聞いても「サッカー人生の中で4-4-2をやったことがない選手はいないはず」という答えが返ってくる。ありふれたシステムであり、サッカーという競技において基本的な効率やバランスが良いからこそありふれているのが4-4-2と言えるので、例えばミハイロ・ペトロヴィッチ監督がやってきた初年度のように「ものすごく新しいことをみんなで覚えよう」ということにはならない。その意味では、心配し過ぎる必要はないと思っている。

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