浦レポ by 浦和フットボール通信

エース興梠慎三と2トップを組むのは誰か?【ポジション別戦力分析FW編】

(Report by 河合貴子)

”浦和のエース”興梠慎三を軸に2トップの相棒は

『変革元年』と位置付けた今季、1点獲られたら2点、3点と反撃の狼煙をあげて奪い返す、超攻撃的なサッカーをYBCルヴァンカップ・仙台戦やリーグ開幕・湘南戦で見せつけた。その得点源は、多彩な攻撃からゴールを狙うFW陣たちだ。

浦和の絶対的エースといえば、Jリーグ8年連続二桁ゴール記録をもつ興梠慎三選手だ。今年で34歳になる興梠選手のフィジカル低下が心配されるところだが、熟練の味を増したプレーは新システムの4-4-2になっても健在である。

2トップを組む相方によって、プレースタイルに変化をつけながらゴールへと直結するしなやかなプレーを魅せる。杉本健勇選手と組むと、杉本選手を生かしながら自分も生きる。武藤雄樹選手とは、既にあうんの呼吸が出来上がっている。誰と2トップを組んでも浦和のために、結果を残せる選手であることは間違いない。ただ、新加入のレオナルド選手と組むと、少し退き気味になりながら斜めの縦関係を作り出して、レオナルド選手を生かすシーンが目についた。もう少しストライカー特有のエゴイストになっても良いのにと、感じてしまうこともある。

(残り 1899文字/全文: 2405文字)

ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。

ウェブマガジンのご案内

日本サッカーの全てがここに。【新登場】タグマ!サッカーパック

会員の方は、ログインしてください。

« 次の記事
前の記事 »

ページ先頭へ