浦レポ by 浦和フットボール通信

1周回ってサイドがカギに? トライする姿勢が求心力に【札幌戦プレビュー】

(Report by 轡田哲朗)

柏木が継続起用されるかは大きな注目点

浦和レッズは13日にJ1第16節のアウェーゲームでコンサドーレ札幌と対戦する。新型コロナウイルスの影響により開幕が遅れたリーグ戦だが、1巡目が終了するまであと2試合。何も考えなければその時点での勝ち点の2倍が概ねシーズン終了時の予想勝ち点になるし、その時点の順位はシーズン前からの目標設置に対しての中間ポイントとしての評価になりやすいし、現実的な目標設定にも関わってくる。リーグ戦は開幕戦で勝っても第16節に勝っても最終節に勝っても同じ勝ち点3なんだけれども、ポイントになりやすいタイミングで分かりやすく勝ち点を積む、つまり要所に強いチームは最終的に良い順位で終わりやすい。それは、1試合の中で時間帯に応じたプレーをするのと似た側面があるからだ。

それで札幌に関しては、どうしてもミハイロ・ペトロヴィッチ監督のチームという点で少し特別な存在になる。大槻毅監督はその要素をあまり入れるべきでないという趣旨の話をしていたけれども、人間がサッカーをしている以上それを強く排除するのは難しいだろう。いわゆる「気になって当たり前」というところではあるし、彼がチームを去って約3年が経つけれども、3年でチームというのはこれだけ方向性から何から何まで変わるんだということを試合中に感じる試合になりそうな気がしている。

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