0‐7の処方箋(J論)

浦レポ by 浦和フットボール通信

今季初の”流れからの得点”を呼び込んだ背景にワントップ武藤雄樹存在あり【河合貴子 試合のポイント/J第7節鹿島戦】

(Report by 河合貴子)

新たな形で鹿島を圧倒

浦和にようやく芽吹く春がやってきた。インターナショナルマッチウィークのリーグ中断期間経て再開されたJリーグを、ここから心機一転スタートだと選手たちを鼓舞する『URAWA』の文字が力強くバックスタンドで輝いていた。

開幕からなかなか波に乗れない浦和と鹿島の一戦で、軍配は浦和に上がった。しかも2-1で浦和が勝利を収めたが、ザーゴ監督が「就任して初めて、こんなに悪い試合をしてしまったと思います。距離感が遠く、強度の部分も足りませんでした」と嘆くほど、点差以上の内容で浦和の圧勝であった。

この中断期間、YBCルヴァンカップ柏戦の前は守備面、リーグ鹿島戦の前は攻撃面にフォーカスして取り組んできた。特にYBCルヴァンカップ柏戦後の1週間は、相手を押し込んだ状態でのポジショニングや戦術的なバリエーションの練習をしてきた。その中でリカルド・ロドリゲス監督が重点をおいたのは、選手の組み合わせであった。

リカルド監督は、リーグ戦で西大伍選手、柴戸海選手、武田英寿選手、武藤雄樹選手を今シーズン初先発で起用し、基本4-1-4-1のシステムで挑んだが、5レーン理論に基づきポジショナルプレーでかなり流動的で、DFラインをしっかりと押し上げて中盤が厚く躍動していた。DFラインに柴戸選手が下りて3バックになり、ワントップの武藤選手がボールを引き出しにボランチのポジションまで下りたり、4-1-2-3に変化したり、2トップになったり、ゲームの流れを読んでうまくコントロールができていた印象がある。

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