西野TD会見全文レポ「酒井宏樹補強の理由、西との共存、強化部の補強等」
西野努テクニカルダイレクター
先ほどの契約調印の写真がすごく顔が怖いというご指摘を受けましたので、できるだけ笑顔で話をしたいと思います(笑)。今日は酒井宏樹選手の加入会見ということで、2021シーズン半ばを迎える中で、非常に大きな戦力を迎えること、それを発表できることを嬉しく思っています。五輪がありますが、その後の合流ということになりますが、五輪でも大活躍をしてもらって、2021シーズンの後半に向けて、今季の目標であるタイトル、ACL出場権の獲得という所に、加速できる。チームに勢いをつけてくれる戦力だと思っていますので、そういった視点で今後の試合も見て頂ければと思います。
―開幕前に相模原との練習試合の配信があった時に、補強ポイントは前と後ろという話をしていたと思います。キャスパー・ユンカー選手、ショルツ選手を獲得して、さらに複数ポジションが出来る酒井選手を獲得したという流れだと思いますが、補強は順調に進んでいるのかなと思いますが
あの時、話をした前と後ろというのは、前と後ろに一枚ということではなくて、中盤には人材が豊富にいるので、攻撃的な所と守備に必要があると思って、そういった表現をさせてもらった。そういった視点では戦力の充実については、そうではない部分もありますが、今季の目標を必ず達成するため、そして来季に向けていくためという観点では、100%満足ではないが、今季の目標を達成するための戦力を最低限の所で整えられているのではないかと感じています。
―チームについて、キャスパー・ユンカー選手の加入会見の時は、あの時点では、もう少し勝ち点を稼げる算段をしていたと話していましたが、そこから鹿島戦に勝って、Jリーグ7勝3分2敗。ルヴァンカップもプレーオフステージも突破。天皇杯も3回戦に進出したということで、あの後から結果がついてきていると思うが、その当時から現在のチームの変化はどう見ているか
時間が掛かることは予想をしていて、なぜならばリカルド監督のやろうとしているサッカーを理解して、それを身体で表現をすることは、ある程度の時間が必要だと思っていましたし、今でもそう思っています。夏に入ってくる選手達にもそれを落とし込む一定の時間が必要になってくると思います。
なのでできるだけ早く戦力の編成をしたいと考えていました。今も結果がついてきていると言ってもらえるのは嬉しいですが、順位としては満足をしていないですし、やろうとしているサッカーもまだまだ改善の余地があります。ポゼション率は上がっているものの、まだまだ相手のペナルティーエリアに侵入する回数、ポゼションするエリアだったりという所では、やりたいサッカーに対しての向上する余地はまだまだあるので、そこは監督と話を振り返りながらやっていきましょうという話はしていますので、もちろん結果はついてきた方がいいですが、前回も言いましたが、コンセプトの落とし込みという所ではまだまだやるべきところがあると感じています。
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