浦レポ by 浦和フットボール通信

プレースピードとゲームコントロールに注目、ガチャガチャさせない試合に【轡田哲朗レッズプレビュー/清水戦】

(Report by 轡田哲朗)

犬飼の負傷は残念で痛手だが、若手がここで頑張ってほしい

浦和レッズは6日にリーグ戦の9試合目、清水エスパルスとのホームゲームを戦う。ここまで2勝2分4敗という成績が残っているが、アウェーでの成績が1分3敗とかなり苦しんでいる。それぞれの試合毎に独立した勝ち点を落とした要因はあるだろうし、ここまでアウェーで対戦した相手チームが比較的、苦手な面を持つところばかりだった側面もあるだろう。トータルで見てアウェーで苦戦する理由に仮設めいたものがないわけでもないが、まずはホームゲームで勝ち点を伸ばして少しでも状況を改善しておきたい。

2日の北海道コンサドーレ札幌戦で犬飼智也が膝の大きな負傷をしてしまい、11月にはワールドカップ(W杯)があるという特殊なスケジュールからも、今季中の復帰すら微妙な全治期間が発表されている。フィットしてきたタイミングだったし、セットプレーの攻撃ではキーマンになりつつあったので、長期離脱は非常に残念なことだしチームにも痛手だろう。第1ウインドーの締め切り直後だったこともあって実績ある選手の緊急補強ができないタイミングだからこそ、知念哲也や工藤孝太には、まず「3人目のセンターバック」の枠を争うタイミングが来ている。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)も見据えれば、信頼できる選手の数を増やす必要はある。伊藤敦樹もできないわけではないだろうが、まずはこのポジションを本職とする若手選手たちに期待するのが自然だろう。

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