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浦レポ by 浦和フットボール通信

課題になる作りの“コストダウン” 水をこぼす選手の功罪【轡田哲朗レッズレビュー/J13節広島戦】

(Report by 轡田哲朗)

昨季に続いて「平野のパートナー争い」になり始めた感がある

浦和レッズは13日にリーグ戦の12試合目、サンフレッチェ広島とのホームゲームを0-0で引き分けた。データ会社「OPTA」の公開情報だと、5試合連続での引き分けは2011年5月から6月以来で、3試合連続のスコアレスドローとなるとクラブ史上初だそうだ。もっとも、同じ0-0でも8日の柏レイソル戦はチャンスもピンチも少ない試合展開だったが、この広島戦はチャンスもあったしピンチも少なからずあった。どちらのチームもGKが良い仕事をした試合だったと言えるし、攻撃陣の仕留めるところに物足りなさがあったとも言える。どちらから見るのかは人の好みにもよるが、結果は得点のない引き分けだった。

スタメンは前線に小泉佳穂とアレックス・シャルクが入る構成で、もともと上背のある選手が少ないチーム構成ではあるものの地上戦で相手を上回る方向性を感じさせるメンバーだった。また、平野佑一の隣に伊藤敦樹が入る形で、昨季と同様にボランチが「平野のパートナー争い」になり始めている感もある。このゲームでも平野の存在はチームに欠かせなくなりつつあることを示していた。

また、このゲームでは江坂任がベンチスタートだった。試合中に江坂が投入されたところでは小泉がサイドハーフに移行して、モーベルグが疲れてきたところでは江坂がサイドハーフの役割をカバーすることも少なからずあった。この辺りの起用の仕方が良くも悪くもリカルド・ロドリゲス監督のアイディアとの噛み合わせに影響を感じるので、それは見ていきたい。

後ろから運ぶ「人数的なコスト」を下げていけるかどうか

この試合というか、この引き分けが続く流れ。もっと言うと、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の戦いで大邱FC(韓国)からは2試合とも無得点だったことを踏まえると、4月と5月はある一定以上のレベルの相手とやった7試合で2得点しかできていない。5試合が無得点だったと言える。ライオンシティ・セーラーズ(シンガポール)と山東泰山(中国)から4試合で20得点しているので、選手たちにゴールの習慣とでも呼ぶべき感覚は失われていないかもしれない。それでも、ちょっと落ち着いてチーム状況を見れば現在の攻撃力不足は試合結果に出ている。

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