バレた時の言い訳例—エロの仕事がバレた時(4)(最終回)-[ビバノン循環湯 375](最終回) (松沢呉一)-3,274文字-
「理解ある家族の傾向—エロの仕事がバレた時(3) 」の続きです。
母ちゃんが風俗嬢だったと知った息子はどうなるか
今までに実例を聞いたことがないのは、自分の母親が風俗嬢であることがわかったら、息子はどう思うか、である。
以前、札幌で取材した46歳で孫のいる熟女ヘルス嬢は、息子がピンサロの従業員を一時やっていたと言っていた。彼女がヘルスで働きだしたのは、私が会った時の前年の暮れ。街娼にはよくいるが、この歳でヘルスデビューは相当に珍しい。しかし、熟女マーケットが拡大しているため、こういうケースも増えている。
それでも彼女は息子にはヘルスで働いているとは言えず、結婚している娘が人妻ヘルスで働くと言い出したら複雑な気持ちになると言っていた。家族というのは特別ですからね。
この人に限らず、息子がいる、孫がいるソープ嬢や街娼はいくらでもいるが、息子にバレた人は聞いたことがない。女王様では時々「子どもも知っている」というのがいるが、女王様はまた特別。家族が知っているのは珍しくない。また、女王様の場合は子どもが小さい頃から隠しておらず、自然と受け入れているもので、大きくなってから「かあちゃんはヘルス嬢」と知るのとは衝撃度が違うだろう。
※Thomas Sully「Mother and Son」
ウンコの言い訳
ストカロ系のモデルが言っていた話。
「もし雑誌に出ているのを親に見られたら、ウンコをCGで加えられたって言う」
「裸自体まずいだろ」
「裸もCG。これをアイコラっていうんだよって言い張る(笑)」
「それで納得する親か」
「納得させる。だってそうするしかないじゃん」
こういった見え透いた言い訳で納得するケースが実際にある。
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