松沢呉一のビバノン・ライフ

また宗教団体に勧誘されました—私の新型コロナに対する姿勢のルーツは野口晴哉だと気づいた-(松沢呉一)

 

 

絶不調

 

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一昨日はお休みしました。今月はすでに22本も出しているので、たまには休んでもバチは当たるまい。

また調子がよくないのです。不調が恒常化してきています。

いろんなもんが不調で、体は現在ヘルペスと頸椎ヘルニアと椎間板ヘルニアのヘル・スリーカードです。

ヘルペスはひどくなる前に薬をつけたので、今回は皮膚が破れなくて済むかもしれない。頸椎ヘルニアは首枕効果で手の痺れは出ていないのですけど、椎間板ヘルニアによる痺れは一向によくならない。

攣るような痛みはしばらく消えていて、痺れだけになっていたので、ビタミンB12のおかげかと喜んでいたのですが、ここに来てまた時々攣るような痛みがあります。

昨日は中野をほっつき歩いていたのですが、歩いている時に攣るような痛みがずっと続きました。これは初です。それでも我慢できる程度だったのですけど、「この先はもう3時間も4時間も歩き回ることはできなくなるのかもしれない」と思ったら、涙が出てきました。3時間も4時間も歩き続けてきたことが異常かもしれないのですけど。

 

 

自分の考えがまるで通じないことのダメージ

 

vivanon_sentence中野の飲屋街は元通りってわけではないながら活気づいていました。歩いている人の数は多くなかったので、全体の人の数は少なく、たぶんビルの中の店は相変わらず厳しいのだろうと思えますが、ほとんど外と言っていいような店については混み合っている風景が多々見られました。問題なし。

大多数の人は安全な店を選んでいるのだろうと思いますし、こういう店でも、話す時はマスクをしている光景が見られました。皆さん、しっかりしていますよ。

しっかりしていないのは厚労省の人たちですが、あの人たちは「感染したところで病人や老人ではないので、たいしたことはない」って共通認識があるんじゃないですかね。そんなことは外に向けては言えないけれど、WHOだって、内部の感染者が出ても、自宅で寝ていればいいってことだったわけで、厚労省の役人たちもその感覚だったとしてもおかしはくない。

私の感覚もこれです。

層によって対策を変える方が、一律規制よりいいと思います。一律規制は他への波及があまりに大きい。

WHOも厚労省も「自分たちは知識も判断力もあるので、正しく対応できるからいいが、一般の国民はバカだから、“マスクはどこでもつけなさい”“年齢問わず、感染してはいけません”“感染したら病院へ”ということにしておくべ」ってことなんじゃなかろうか。現実にそれが正しいのかもしれないけどさ。みんな揃って同じに扱うことを求める人たちが多いんだから。

いろんなところに無駄金をいっぱい使うんだったら、病人と老人の対策費にすべて投下して、それ以外の人たちは今まで通りの生活をした方がよかったと今に至るまで思っています。それによって死ににくい層が感染したってなんの問題もなし。

といった自分の考えがまるで世の中には通じないことのダメージもどんどん蓄積しています。

 

 

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