松沢呉一のビバノン・ライフ

タバコは素晴らしい麻薬である—タバコに高率の税金をかけていいなら肉食税やスイーツ税を新設せよ-(松沢呉一)

 

下痢とタバコ

 

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一昨日のこと。前日からひどい下痢をしてました。腐ったものを食べた記憶も、大腸菌がウヨウヨいそうな店でサルモネラ菌がウヨウヨいそうな食い物を食べた記憶もなく、原因は不明。

症状は下痢だけで、体調が悪いわけでもなかったので、朝から振込をしたり、買物をしたりしていたのですが、頻繁にウンコをしたくなるため、数時間のうちに、同じ公衆便所に3度も行きました。観測史上初です。

朝の10時を回ったくらいだったと思いますが、楽器車あるいは機材車と思われるバンが路上に停まっていて、その横にバンドマン風の若い男たちがいてタバコを吸ってました。

平日のこんな時間までオールナイトのライブがあったとは思えないですし、ライブハウスの前ってわけでもない。レコーディングスタジオがありそうにない商店街です。

夜の営業が終わったあと、朝の営業が始まるまでの飲食店を借りて、MVを撮っていたのだろうと推測しました。

関係者なのか、出演者なのか、ミュージシャンぽくない女子も何人かいて、彼女たちは吸ってなかったですが、10人近くいた男たちは全員吸っていたんじゃなかろうか。ミュージシャンは大麻愛用率とともに喫煙率も高いです。

この1時間か2時間か、あるいはそれ以上の時間、撮影中はタバコが吸えず、やっと外に出て朝の光を浴びつつ、屋外でタバコを吸えばおいしいに決まっています。その開放感に、撮影が終わった達成感が加わっていることが私にまで伝わりました。

この日、私は禁煙19日目で、タバコを吸いたいと思うことがあっても持続せず、1分か2分で忘れてしまう程度になっていたのですが、この時は猛烈に吸いたくなりました。

あまりにうまそうで、関係者のフリをして近づいて、「おつかれさま。今回のMVは100万再生回数を超えそうだね。それはそうと、タバコを1本くれないか」と言おうかとも思いました。「あんた誰?」と言われそうですが、それでもタバコはもらえそう。

ホントにこの時のタバコはうまそうで、タバコを吸いたい衝動はこのあと数時間持続しました。禁煙3日目、4日目くらいと変わらない強さです。とっくにニコチンは体から抜けていますので、この衝動は物理的なものではなく、精神的なものです。

 

 

タバコは素晴らしい麻薬

 

vivanon_sentenceタバコは素晴らしいと思います。タバコをこの世から消したい勢力の人々は「タバコは薬物だ、麻薬だ」と言いたがります。体内からニコチンが消えてもなおこれだけ吸いたい煙草はたしかに中毒性の高い薬物だと私も同意しますが、それがどうかしたか。

世界から依存性のある物質をすべて消し去るべきであると考えている人たちは「薬物だ」と決めつけるだけでタバコを否定した気になるのでしょうが、中毒性のあるものはすべて世界から消さなければならないのであれば、アルコールもカフェインも同様。コーヒーだけでなく、緑茶もアウト。チョコレートやココアもアウト。

コカが入っていた時代だけじゃなく、コカコーラにも中毒性があると言われます。カフェインです。エナジードリンクの依存も問題になってますね。

カフェインだけでなく、砂糖に中毒性があるとの説も有力で、論文も複数出ていて、「砂糖依存症」という言葉もできています。たしかに糖尿病や心臓病になるリスクがあり、太ることがわかっていても、甘いものを食わないではいられない人たちがたくさんいますね。

 

 

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