ヴォルティススタジアム

【山口vs徳島】レポート:ゲーム終盤我慢し切れず…。

■2016明治安田生命J2リーグ 第36節
10月16日(日)山口 2-1 徳島(17:03KICK OFF/維新公園/4,008人
得点者:12’広瀬陸斗(徳島)76’三幸秀稔(山口)、90’+4望月嶺臣(山口)
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必死さは伝わってきた。「相手が繋いでくる中で、球際でもしっかり戦って良いサッカーができていました」と広瀬陸斗も自分たちの戦いを振り返っていたように、勝利を目指す気持ちを選手たちがプレーに強く体現していたのは間違いないと言っていいだろう。
だが、追い込まれた厳しいリーグの状況から何より必要であったのは勝点3をもぎ取ること。その視点からすれば、シビアな言い方にはなるが、逆転負けという結果に終わったチームにやはり評価は与えられない。

ゲームを思い返すと、前半のヴォルティスは非常に活発かつ効果的なプレーができていたと言える。立ち上がりこそ山口に二度嫌な形を作られかけたが、6分に得た直接FKのチャンスでカルリーニョスが枠を捉える惜しいキックを放つと、それをキッカケにチームは落ち着きを取り戻してシフトアップ。ボールの動きの質を高め、それを活かす形で12分には早速先制点まで奪って見せた。福元洋平の縦パスをダイレクトでさらに前の佐藤晃大へ流した広瀬が、間髪入れないパスアンドゴーでリターンを受けて叩き込んだ素晴らしいゴール。チームは山口のお株を奪うようなアタッキングサードでの連携で見事先手を取ったと言えよう。

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