ヴォルティススタジアム

【徳島vs山形】試合フォトレポート:教訓を糧に主導権を握り山形に勝利。

■明治安田生命J2リーグ 第9節
8月2日(日)徳島 1-0 山形(19:03KICK OFF/鳴門大塚/1,949人)
得点者:74’垣田裕暉(徳島)
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3連戦の3戦目。今節は昨年J1参入プレーオフを戦った山形との対戦となった。

今節は前節とは違った立ち位置でスタート。
GKには負傷した長谷川に代わり上福元が入り、DFは右から藤田、内田、石井、田向の4枚。中盤では今季初スタメンとなった小西が入ったほか、杉森と西谷がワイドのポジションを取り、FWには垣田が入った。
立ち位置の変更理由について、「我々がボールを握っていながらチャンスを作れないという過去の試合で学んだことや改善点を活かす」と話したのは試合後のリカルド監督。京都戦で5バックの相手を崩せなかった教訓を、同じく守備時に5バックを敷く山形相手に生かす形でスタートした。

試合開始から西谷と杉森の両サイドを起点に相手を押し込んでいく展開となる。
7分に渡井のフィードから垣田が抜け出しシュートを放つと、11分にも小西のサイドチェンジから西谷、12分には杉森のパスに小西が反応。垣田にクロスを入れるがわずかに合わず。30分には前半最大の決定機。小西のサイドチャンジから西谷へロングスルーパスを通す。エリア内に入った西谷は強烈なシュートを狙うがシュートはポストにはじかれ、こぼれたボールを垣田が狙うもわずかに枠外。34分にも渡井、垣田、杉森のコンビで決定機を作るが、わずかにオフサイド。35分には岩尾のスルーパスに垣田が反応。左足でループシュートを狙うが惜しくも枠外。結局前半は0-0のまま折り返すこととなる。

給水のタイミングで、選手たちに指示を出すリカルド監督

ハーフタイムに山形もメンバーを3人入れ替え徳島の立ち位置に合せる形でキックオフした後半、前半に続き徳島ペースの時間が続く。
60分、岩尾のパスを内田、杉森とつなぎ、右サイド藤田のクロスを垣田が頭で合わせるもクロスバーにはじかれるビッグチャンス。68分には、岩尾のパスに西谷がドリブルでエリア内に侵入。クロスを入れるがわずかに合わず。直後には渡井のドリブルからクロスを入れると西谷が合わせるがミートせず。
そんな中迎えた74分、右サイド内田のサイドチェンジから、左サイドの西谷がドリブルで持ち込むと小西とワンツー。鋭いクロスを中に入れると「一番点を取れるニアサイドを空けておいて、ボールが来る瞬間に飛び込んだ」という垣田のシュートがネットを揺らし、ついに山形ゴールをこじ開ける!

ゴール後、喜びを爆発させる垣田と西谷

76分にも岩尾のスルーパスに垣田が反応、ゴール前まで持ち込み強烈なシュートを放つがこれはGKに防がれてしまう。

試合終盤、山形も前がかりになり攻撃を仕掛ける。後半アディショナルタイムには相手に決定機を作られるものの、GK上福元のセーブでゴールを許さない。

結局試合は1-0で終了。垣田のゴールを最後は守り抜き山形に勝利。順位を3位に上げ、次節は首位の長崎をホームに迎える。

□試合フォト

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