ヴォルティススタジアム

【徳島vs群馬】フォトレポート:河田の技ありボレーと佐藤の3年10ヵ月ぶりのゴール。チームの一体感が高まる勝利を挙げる。

■明治安田生命J2リーグ 第17節
9月5日(土)徳島 2-0 群馬(19:03KICK OFF/鳴門大塚/2,093人)
得点者:33’河田篤秀(徳島)83’佐藤晃大(徳島)
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水戸戦から中2日で迎えた群馬戦。
スタメンは前節から4人変更。右サイドに藤田、中盤には梶川と鈴木、FWには河田が入った。

試合序盤、群馬の鋭い出足に後手を踏むが、10分過ぎから徐々にペースをつかみだす。相手DFの背後へのボールを入れ河田と垣田が裏を狙う展開が続く。23分、河田が右サイドで抜け出しクロスを入れるが中に合せることはできず。28分には藤田のFKから最後は西谷がシュートを放つが枠外。

そして迎えた33分。パスカットした鈴木が左サイドへサイドチェンジのパスを通す。西谷は上手くボールを収めドリブルで仕掛けクロスを入れると、河田が「ボレーは左右どちらでも苦手ではないので、自分的にはイメージ通りのゴールでした」と話す通り、左足で上手く合わせ待望の先制点を奪う!

ハーフタイム、垣田、小西に代えて佐藤と岩尾を投入する。

「後半は相手の動きも少し止まり出して、良い立ち位置を取りながら相手ゴールに向かって上手く運べました(梶川)」が話す通り、前半に比べボールがより回り出す。52分には大きな展開から西谷の折り返したボールを梶川がシュート、55分には河田がミドル。56分にも岩尾のサイドチェンジから西谷がダイレクトで折り返すが、河田にはわずかに合わず。69分には岸本と渡井を投入。フレッシュな選手を入れ、追加点を奪うべく攻撃の活性化を狙う。

そして83分、待望の瞬間が生まれる。
相手DFにプレッシャーをかけた渡井のタックルから相手がボールを離した瞬間を見逃さず岩尾がすかさずフリーの佐藤へパスを入れる。佐藤はGKの動きを見て、左足でゴール左隅へ流し込むシュート!これがネットに吸い込まれ実に3年10ヵ月ぶりのゴール!貴重な追加点を挙げる。

佐藤のゴールに集まる選手たち

2-0で完封勝利を挙げたヴォルティス。勝点を33とし、長崎(勝点37)が引き分け、北九州(勝点35)が負けたこともあり、上位との勝点差を詰めた。

試合後「連戦で拮抗した試合が多い中、このような展開の試合を落とさずに勝点3を取れたことは、上位チームに付いて行くために重要なことだと思っています」と振り返った指揮官。

また選手たちも「過密な今季、これからは現在出られていない選手にも必ずチャンスが巡ってくると思うので、全員で力を合わせ、絶対に今季を勝ち抜きたいです(梶川)」「今日は佐藤選手が久々にゴールを決めてチームの全員が喜びましたし、サポーターの人も喜んでくれたと思います。あのゴールは今後一丸となり戦っていく上で、とても大きなゴールだと思いました(西谷)」と話す通り、チームの一体感が高まる勝利を得て、次節はアウェイで栃木と対戦する。

□試合フォト

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