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【選手コメント&レビュー】2012 Jリーグディビジョン1 第28節第1日 鹿島アントラーズ対FC東京(2012/10/09)

大敗の悔しさを噛み締めながらも、ミックスゾーンにあらわれた選手たちは、的確な分析をしていた。なんとなれば、試合の前に、既に鹿島アントラーズの長所と自分たちの短所をわきまえて、各々が準備をしていたわけだから、そこまで敗因や問題点を理解できていて当然といえば当然。
しかしそれでも5-1という大敗を喫してしまうのがサッカーの難しいところだ。

5-1という点差ほどの実力差はないはずだ。試合展開から言えば3-0となったあと両チームに入った計3ゴール(2-1)はおまけのようなものだと思う。
権田修一に「0-1もしくは0-2から、そこで点を獲らなきゃという焦りがあったと思いますか?」と訊いたところ、そうではなく3失点目が分岐点だったのだと答えられた。
「(前略)あの3点目が痛かった。3点目と4点目のあいだは2分ですよね。2分のあいだに4点目を獲られてしまったというのは、その3点目を獲られてしまったことで“うわっ”となってしまったのかな、と。後半の入りが前がかりになりすぎたというよりは、いちばん大事な3点目を先に獲られてしまったことが(勝敗を決するうえで)大きかったと思います」

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